労務行政研究所が、東証プライム上場114社の2025年夏季賞与・⼀時⾦の⽀給⽔準を集計したところ、前年同期比3.8%増の86万2928円となったことが分かった。(文:日本人材ニュース編集部)

2025年年の賃上げと同時期に交渉・妥結した夏季賞与・⼀時⾦の調査によると、東証プライム上場企業の全産業ベース(114社、単純平均)で86万2928円(前年同期⽐3.8%増、平均年齢39.4歳)だった。
4⽉時点の集計では4年連続の増加となり、1970 年の調査開始以来の過去最⾼額を更新した。
産業別では、製造業は90万2288円(前年同期⽐3.7%増、平均年齢39.3歳)、⾮製造業は71万5328円(前年同期⽐4.8%増、平均年齢39.7歳)で、非製造業の伸びが大きい。
⽀給⽉数は全産業115 社の平均で2.55カ⽉。同⼀企業で⾒た場合、前年同期(2.58カ⽉)を下回った。最⾼⽉数は3.96カ⽉、最低⽉数は1.35 カ⽉だった。
夏季賞与・⼀時⾦の推移(単純平均)
年 | 金額(対前年増減率) | 月数 |
2016年 | 73万4090円(1.7%) | 2.43カ月 |
2017年 | 72万8662円(0.0%) | 2.39カ月 |
2018年 | 74万6105円(2.4%) | 2.45カ月 |
2019年 | 74万3588円(0.7%) | 2.45カ月 |
2021年 | 71万0397円(▲2.5%) | 2.30カ月 |
2022年 | 76万5888円(6.5%) | 2.47カ月 |
2023年 | 79万4008円(1.5%) | 2.48カ月 |
2024年 | 84万6021円(4.6%) | 2.64カ月 |
2025年 | 86万2928円(3.8%) | 2.55カ月 |
2020年は集計実施せず
「東証プライム上場企業の2025年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」の詳細はこちら
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000089053.pdf
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