株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306、以下:MUFG)および株式会社三菱UFJ銀行(東京都千代田区)は、三菱UFJ銀行の連結子会社であるPT Adira Dinamika Multi Finance Tbk(インドネシア、以下:ADMF)およびPT Mandala Multifinance Tbk(インドネシア、以下:MFIN)が合併することを発表した。

本合併は、ADMFを存続会社、MFINを消滅会社とし、インドネシア金融当局(OJK)を含む関係規制当局の承認後、実行を予定している。

ADMFは、インドネシア全土で、オートローンや多目的ローンを提供している。 MFINは、大手オートローン企業で、主にインドネシアのUnbanked・Underbanked層※に対して、二輪の新車、多目的ローン、消費財ローンなどの金融ソリューションを提供している。

背景・目的

MUFGおよび三菱UFJ銀行は、東南アジアにおいて出資している各パートナーバンクと一体で、同地域のビジネスプラットフォームを構築し、事業を強化している。

本合併は、2023年6月に発表されたMUFGおよびADMFによるMFINの買収シナジーの深化を図るものである。

事業規模の拡大や地域優位性の補完、両社が有する商品群・マーケティングチャネルの補完、知見の共有によって革新性と競争力を向上し、ADMFの現地市場での地位を確立する狙い。

※Unbanked・Underbanked層:銀行のサービスを受けられない方々。