コニカミノルタ、ドイツの分散処理型IPカメラシステム開発子会社を売却

コニカミノルタ株式会社(4902)は、ドイツの分散処理型IPカメラシステムを開発しているMOBOTIX AG(ドイツ ラングマイル、以下:MOBOTIX社)のコニカミノルタの保有する全株式およびMOBOTIX社への貸付金をCertina Software Investments AG(ドイツ グリュンヴァルト、以下 Certina社)に譲渡することを、2025年3月25日(中央ヨーロッパ時間)に決定し、株式譲渡契約を締結した。

MOBOTIX社は、社分散処理型IPカメラシステムおよびビデオマネジメントソフトウェアの開発・製造・販売を行っている。

Certina社は、多くのヨーロッパの中小企業の成長支援の実績のあるプライベートエクイティファンド。

譲渡の理由

コニカミノルタは、事業収益力の強化として事業の選択と集中を進める中、画像IoTソリューション事業を方向転換事業と定め、収益改善のための戦略方向性の再設定を行っている。

同社は、2016年にMOBOTIX社が持つ分散処理型IPカメラ、画像データ圧縮技術、画像データ解析技術の獲得、共同開発を図ることを目指し、約65%の株式を取得。MOBOTIX社の成長加速の実現に向けて第三者資本の活用の検討を進めてきまたが、コニカミノルタの保有する全株式およびMOBOTIX社への貸付金を、Certina社に譲渡することが最善の選択であると判断した。

株式の状況

(1)異動前の所有株式数:8,615,382 株(議決権所有割合:65.2%)
(2)譲渡株式数:8,615,382 株
(3)異動後の所有株式数:0株(議決権所有割合:0%)

日程(中央ヨーロッパ時間)

株式譲渡契約締結日:2025年3月25日
株式譲渡実行日(予定):2026年3月期上期

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(提供:日本M&Aセンター

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