
株式会社マーキュリアホールディングス(7347、以下:マーキュリアHD)は、ベトナムにおける不動産開発プロジェクトの第一号投資案件として、グループ会社のMercuria SPV Company Limited(以下:MSPV)を通じ、ベトナムの不動産デベロッパーであるBcons Construction Investment Joint Stock Company(以下:Bcons社)が手掛けるベトナム・ビンズン省のコンドミニアム開発投資に関する合弁契約を締結した。
マーキュリアHDは、2023年にベトナム・ホーチミンで現地法人「Mercuria (Vietnam) Company Limited」(以下:Mercuria Vietnam)を設立し、日系企業へのコンサルティングサービスを提供してきた。
今回の投資対象プロジェクトである「グリーンランドビンアン」は、ホーチミン市の中心業務地区より約20㎞のディアン市の中心部に位置する一棟のコンドミニアム。
MSPVは「グリーンランドビンアン」の株式49%を取得することでエクイティを拠出する。
背景・目的
今回の合弁契約は、様々な住宅プロパティにおけるローカルデベロッパーであるBcons社の経験とプロジェクトの可能性を見据えた、プロジェクトへの支援・推進を目的としている。
今後は、Mercuria Vietnamの現地スタッフを通じて、プロジェクトの進捗などを管理していく。
ビンズン省のコンドミニアムマーケットは、都市化の進行、それに従うベトナムの生活の変化及び中間層の所得上昇等により、長期的に安定した需要が見込まれている。
一方、ベトナム国内の不動産開発へのファイナンスマーケットは不動産デベロッパーの資金需要に追い付いておらず、国内企業の旺盛な資金需要に引き付けられる形で、近年多くの日系デベロッパーがベトナム・ビンズン不動産マーケットに進出している。
マーキュリアHDは、マーケットの長期的な成長力、資金の需給ギャップ・経済変動の中でも、リスクを限定した中で安定したリターンを見込めるエクイティ投資に着目し、今回の投資実行に至った。