日本郵便、物流大手のトナミHDへTOB実施

日本郵便株式会社(東京都千代田区)は、子会社であるJWT株式会社(東京都千代田区)を通じ、トナミホールディングス株式会社(9070、以下:トナミHD)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。

トナミHDは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、トナミHDは上場廃止となる見通し。

日本郵便は、郵便業務、銀行窓口業務、保険窓口業務、印紙の売りさばき、地方公共団体からの受託業務、前記以外の銀行業、生命保険業および損害保険業の代理業務、国内・国際物流業、ロジスティクス事業、不動産業、物販業等を行っている。

トナミHDは、貨物自動車運送事業等を営む会社の事業活動の支配・管理を行っている。

背景・目的

物流業界を取り巻くさまざまな環境変化がある中、日本郵便とトナミHDにおいて意見交換などを継続的に実施した結果、双方にとって最適なパートナーであるという認識に至ったことから、トナミHDのマネジメント・バイアウト(MBO)を企図し、創業家代表・経営陣・日本郵便の共同コンソーシアムによる公開買付けを実施することとした。

本件により、トナミHDと日本郵便との協業による更なる付加価値創出を目指す。

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
9,074,682(株) 6,036,500(株) ―株

買付け等の期間

2025年2月27日(木曜日)から2025年4月10日(木曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、10,200円

買付代金

92,561百万円
(注)買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(9,074,682株)に、本公開買付価格(10,200円)を乗じた金額。

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(提供:日本M&Aセンター

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