キムラタン、不動産特定共同事業などのSwanStyleを買収へ

株式会社キムラタン(8107)は、SwanStyle株式会社(神奈川県横浜市)の発行済株式の全部を、ゴールドスワンキャピタル株式会社(東京都中央区)から取得し、子会社化することを決定した。

キムラタンは、不動産事業、ベビー・子供アパレル事業、ウェアラブル事業を行っている。

SwanStyleは、リノベーション事業、不動産特定共同事業を行っている。キムラタンの取締役である清川浩志氏が代表を務める株式会社レゾンディレクションが子会社化した、ゴールドスワンキャピタル株式会社の子会社である。

背景・目的

キムラタングループでは、不動産関連事業の領域拡大と収益力の強化に取り組むとともに、特に地方で顕在化しつつある空き家問題への対応や、既存資源を有効活用したリーズナブルな価格の戸建住宅の提供など、地方経済の活性化に貢献することの意義を改めて認識している。

こうした背景を踏まえ、「地方創生」をテーマに掲げ、不動産投資や不動産関連事業の拡大について検討を重ねる中で、キムラタンの次なる不動産ビジネスの柱として、不動産特定共同事業への取組みについて検討してきた。

SwanStyleは、2022年8月に不動産特定共同事業の許可を取得し、同年11月から2023年3月にかけて「TSUMUGU FUND」としてファンドを組成・運用していた。

キムラタンは、以前よりこの不動産特定共同事業の譲渡について申入れをしていたが、この度、清川氏よりSwanStyleの株式譲渡について了解を取り付けることができた。

今後は、キムラタンの不動産ビジネスの収益拡大への新たな柱として確立を狙う。

また、不動産特定共同事業に注力することは、キムラタンの掲げる「地方創生」にも合致し、結果として、今まで資金を融通することが難しかった地方の物件にも資金が行き届くようにもなり、深刻な空き家問題や物件の老朽化問題の解決を目指す。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 6,100株(議決権の数:6,100個)
取得価額 SwanStyle株式会社   2億円
アドバイザリー費用等  -円
合計          2億円
異動後の所有株式数 6,100株(議決権の数:6,100個)(議決権所有割合:100.0%)

日程

株式譲渡実行日:2025年3月28日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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