大和重工、MBOで上場廃止へ、TOB価格は1株1,620円

株式会社Tコーポレーション(広島県広島市)は、大和重工株式会社(5610)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。大和重工は、TOBに対して賛同を表明している。

なお、本公開買付けは、マネジメント・バイアウト(MBO)に該当する。

Tコーポレーションは、大和重工の株券等を取得及び所有する。

大和重工は、住宅機器関連商品、工作機械・舶用エンジン向けの大型鋳物部品、オートパレットチェンジャー(APC)などの組立製品の製造を行っている。

本公開買付けの目的

大和重工は、製品の販売体制強化や販売体制の再構築するには、Tコーポレーションによるマネジメント・バイアウト(MBO)の手法により、大和重工株式を非公開化することが、大和重工の株主に対して発生する可能性がある悪影響やリスクを回避するとともに、根本的かつ機動的な経営判断を行うことが可能であるとの考えに至った。

大和重工の代表取締役である田中宏典氏は、本取引後も継続して大和重工の代表取締役として経営にあたる予定としている。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 981,638(株) 542,900(株) ―(株)

買付け等の期間

2024年11月12日(火曜日)から2024年12月23日(月曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、1,620円

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(提供:日本M&Aセンター

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