マリモグループのマリモ・グローバル・テクノロジー、ITコンサルティングのインドネシアPT Drose Konsultasi Indonesiaを買収

株式会社マリモホールディングス(広島県広島市)のグループ会社である株式会社マリモ・グローバル・テクノロジー(東京都中央区)は、2024年10月15日に、インドネシア法人PT Drose Konsultasi Indonesia(インドネシア・西ジャワ州、以下:Drose社)の全株式を取得、2024年10月30日に登記を完了し完全子会社化した。

本株式取得により、マリモ・グローバル・テクノロジーは、マリモホールディングスの孫会社となる。

マリモ・グローバル・テクノロジーは、アプリケーション受託開発、ITシステム設計・開発・保守を行っている。

Drose社は、ITコンサルティング企業。大手日系企業のインドネシア法人を対象として、ITコンサルティング、システム導入支援事業を行っている。

背景・目的

マリモ・グローバル・テクノロジーは、株式会社マリモソーシャルソリューションズ(広島県広島市)の子会社としてIT領域を担っている。

海外よりITエンジニアを積極的に採用しており、外国籍社員が全社員の40%を占めており、特にインドネシア人採用に関しては、国際人材紹介事業等で構築した現地大学とのネットワークを活用して、積極的に採用活動を行っている。

IT事業の課題として、日本のIT市場は成長分野でありながら慢性的な人材不足であり、国内の労働人口減少などにより、今後国内のみでITエンジニアを採用することは困難を極めるとされている。

ASEAN地域の著しい経済成長から見ても、今後は事業のグローバル展開が必要不可欠であると考え、海外にてパートナー企業を探していた。

マリモ・グローバル・テクノロジーは、本件M&Aにより、マリモグループの国際人材紹介事業の特長である、インドネシアでの日本語教育や日本勤務時のきめ細やかな生活支援などのサポートを活用して、国際人材の働き方の多様化を推進し、日系企業でのキャリア形成の機会を提供することで、日本のIT市場で活躍する国際人材の定着および増加に貢献していく。

また、「マリモ・グローバル・テクノロジーが得意とするシステム開発領域」と「Drose社の得意とするコンサルティング領域」の相互補完を推進し、日本とインドネシアにおける事業拡大を図る。
(提供:日本M&Aセンター

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