LINEヤフー、カスタマーサービス・オペレーション関連機能を子会社のLINEヤフーコミュニケーションズに承継へ

LINEヤフー株式会社(4689)は、LINEヤフーが展開するサービスにおけるカスタマーサービスおよびそのオペレーションに関連した機能(以下:CS)を、完全子会社であるLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社(福岡県福岡市)に移管するため、LINEヤフーを吸収合併会社、LINEヤフーコミュニケーションズを吸収分割承継会社として会社分割を実施する方針を決定した。

2025年4月1日を目途に当該会社分割を実施する方針で調整・検討を進めていく予定。

LINEヤフーは、インターネット広告事業、イーコマース事業及び会員サービス事業などの展開並びにグループ会社の経営管理業務などを行っている。

LINEヤフーコミュニケーションズは、LINEヤフーが展開するサービスの運営・カスタマーサポート・クリエイティブ・事業企画などを行っている。

背景・目的

LINEヤフーのCS部門は、主に「Yahoo! JAPAN」のサービスに関するシステム企画や、メディアサービスやコマースサービスについて、利用されるユーザーの満足度を高められるよう、CS運営およびオペレーション領域の生産性改善等をプロダクトと一体で推進してきた。

一方、主にLINEアプリおよび関連サービスのCS業務は、従前よりLINEヤフーコミュニケーションズ(旧・LINE Fukuoka株式会社)が別組織としてその機能を担っており、プロダクトやユーザーに対する深い理解を持つ顧客対応の専門機能がそれぞれの組織で業務を推進している状況である。

LINEヤフーは、2021年3月に旧・LINE株式会社(現・Z中間グローバル株式会社)との経営統合、2023年10月にLINEヤフー、旧・LINE株式会社および旧・ヤフー株式会社を中心としたグループ内再編を実施し、LINEおよびヤフーのサービス統合・連携を加速させている。

今回の会社分割を通じてCS部門を統一した組織とすることにより、CSの観点からも、より質の高いユーザー体験の提供に寄与することを目指す。さらに、組織や地方拠点の一元管理により、生成AI技術の積極的な活用の効果的な推進・業務の効率化を図る。

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(提供:日本M&Aセンター

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