さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

目次

  1. データを活用した人事業務の効率化・高度化を立案から実行まで支援【KPMGコンサルティング】
  2. タスクと目標による業務管理を実現し、職場のデジタルシフトに対応【データ・アプリケーション】
  3. カスタマーハラスメントの判断基準と対策を学ぶ研修を開始【TMJ】

データを活用した人事業務の効率化・高度化を立案から実行まで支援【KPMGコンサルティング】

人事施策の立案においてデータの分析や活用に苦慮している企業が見受けられるため、KPMGコンサルティングは、データを活用した人事業務の効率化・高度化施策へのアプローチとして「戦略的人事データ活用アドバイザリーサービス」を開始し、デジタルを軸としたHR領域の変革を戦略の策定から実行まで支援する「デジタルHRアドバイザリーサービス」を強化する。

人事業務効率化・高度化のための構想策定、アナリティクスリソースを利用したデータ分析、そこから得られたインサイトに基づく各人事施策の立案、実行まで支援する。

人事コンサルティング専門チームが組織・人材の潜在能力を引き出し高パフォーマンスを実現するための変革課題に対し多角的な視点から携わり、KPMGアドバイザリーライトハウスのデータアナリティクス専門チームが分析ソリューションの開発やデータ分析を推進する。

データを活用した人事業務の効率化・高度化を立案から実行まで支援【KPMGコンサルティング】 他
「デジタルHRアドバイザリーサービス」の概要

タスクと目標による業務管理を実現し、職場のデジタルシフトに対応【データ・アプリケーション】

職場をデジタルシフトし、リモートワークやハイブリッドワークなど柔軟に働ける環境の実現を支援するために、データ・アプリケーションは、チームコラボレーションプラットフォーム「Placul」の提供を開始した。

目標はチームの目標と個人の目標を設定することができ、個人の目標は定期的な繰り返し設定により、達成度の確認と見直しができる。目標と日常業務のタスクを紐づけて管理することで、各自の判断で作業を進められ、セルフマネジメントを推進する。タスクごとのノート機能では、属人化しがちなノウハウやアイデアを気軽にストック・共有することができ、重要度に応じた2種類の通知機能で重要な通知の見落としや確認漏れを防止する。

多様化する働き方を背景に、タスクと目標による業務管理を通して、自律型人材の育成や、日常業務と目標をリンクさせて個人も組織も継続的に成長する環境を提供する。

データを活用した人事業務の効率化・高度化を立案から実行まで支援【KPMGコンサルティング】 他
スケジュール・タスク管理画面

カスタマーハラスメントの判断基準と対策を学ぶ研修を開始【TMJ】

従業員へのカスタマーハラスメントに対して厚生労働省から対策マニュアルが作成されるなど、企業における対応が急務となる中、TMJは「カスタマーハラスメント対策研修」の提供を開始した。

同社はコンタクトセンターを運営しており、そこで培った知見を提供する。企業や組織としての対策やルールが求められているため、研修対象者は対策を策定・実施する担当者とし、カスハラの定義や推移の傾向、企業や従業員が受ける影響を学んだ後、よく混同されるクレームとの違いを理解してもらう。実現場で一番悩む「カスハラと認定する判断基準」を事例をもとに解説し、最後に顧客応対の現場だけでなく企業全体として対策の必要性と、具体的に準備すべき項目を確認する。

プログラムを通じて、自社・自組織の方針策定に向けた当事者の認識を合わせることで、より実践的で効用性の高い対策運用を目指す。対応方針策定に伴走し、具体的なマニュアルにまで落とし込みを行う「実践編」も用意している。

カスタマーハラスメント対策研修プログラム
・Lesson1 カスハラとは
・Lesson2 カスハラとクレームの違い
・Lesson3 カスハラの判断基準と対応例
・Lesson4 企業として準備すること

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