富士フイルムビジネスイノベーション、子会社の富士フイルムRIPCORD合同会社の持分を追加取得・完全子会社化

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(東京都港区)は、連結子会社である富士フイルムRIPCORD合同会社(神奈川県足柄上郡)の22.5%の持分を保有するRipcord Inc.(米国カリフォルニア州)から全持分を取得し、富士フイルムRIPCORDを2024年10月1日付で100%子会社化した。

富士フイルムビジネスイノベーションは、オフィスソリューション事業、グラフィックコミュニケーション事業、ビジネスソリューション事業を行っている。

背景・目的

富士フイルムビジネスイノベーションは2020年に、Ripcord社と合弁で富士フイルムRIPCORDを設立。富士フイルムRIPCORDは、ロボティクス技術とAIを使って大量の紙文書を高速で電子化し、さらにデータ活用環境までを提供することで、これまで行政機関、金融業、不動産業および製造業などが保有する文書特性に応じた紙文書のデジタルシフトに貢献してきた。

本件M&Aにより、新サービスの開発や新たなマーケットへの進出などを富士フイルムビジネスイノベーションが主導し、機動力の高い事業運営が可能となる。

具体的には、富士フイルムRIPCORDのサービスと富士フイルムビジネスイノベーションの各種ソリューションとの連携によるデータの利活用や、富士フイルムグループが強みとする画像処理やAIといった多様な技術の活用により、マーケットニーズに応じたよりきめ細やかなサービス展開を図る。

なお、Ripcord社とは技術支援などの協力関係を継続する。
(提供:日本M&Aセンター

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