【著者が語る】結果を出す組織は、どんな会議をしているのか?

ビジネスウォリアーズ

相原 秀哉 代表取締役

【PROFILE】2005年慶應義塾大学大学院法学研究科修了後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本IBM)入社。戦略コンサルティング部門にて16業種・28社を対象に業務改革や経営管理改革等のコンサルティングプロジェクトに従事。Lean Six Sigma、ABMを応用したコンサルティングを得意とし、2012年、日本IBMで初めてIBM公認のLean Master (Master Black Belt)に認定。業界・業種を問わずホワイトカラーの業務改革コンサルティングに従事し、業務生産性向上やDX推進、DX認定取得などの案件を手がける。Webメディア「マイナビニュース」にてビジネスコラム「成果を上げながら定時で帰る仕事術」を約5年にわたり連載。著書に『結果を出す組織は、どんな会議をしているのか?』(フォレスト出版)、『リモートワーク段取り仕事術』(明日香出版社)、共著書に『研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例』『研究開発部門の新しい“働き方改革”の進め方』(ともに技術情報協会)がある。

「なぜ、こんなにも会議に無駄が多いのか」―これが、私が書籍『結果を出す組織は、どんな会議をしているのか?』を執筆するに至った最大の問題意識でした。

私はIBM時代から今に至るまでのコンサルタント経験を通じて、多くの日本人ビジネスパーソンが仕事自体は真面目にこなすにもかかわらず、会議となると途端に生産性が低下する現状に疑問を感じていました。

本書の最大の特徴は、実践的かつ具体的な会議改善のテクニックにあります。私自身の豊富なコンサルティング経験に基づき、議論の可視化、フレームワークの活用、意思決定プロセスの最適化など、即座に実践可能な手法を紹介しています。特に、「多数決」や「全会一致」に頼らない意思決定の方法は、人事責任者の方々に新たな視点を提供できると確信しています。

私が本書で目指したのは、単なるハウツー本ではありません。会議を通じて組織の生産性を向上させ、ひいては日本経済の発展にも寄与するという大きな視点を持って執筆しました。

人事責任者の皆様には、本書を単に会議改善の指南書としてだけでなく、組織全体の生産性向上や人材育成の観点からも活用していただきたいと考えています。

また、本書は私が5年弱に渡り執筆したマイナビニュースの連載コラム『成果を上げながら定時で帰る仕事術』の記事が元になっています。そこから本書に引き継いだ「限られた時間内で成果を出す」という私の姿勢は、ワークライフバランスや働き方改革を推進する人事部門の方々にとって、具体的なヒントになるはずです。

本書は、私のコンサルタントとしての経験、IBMでの学び、そして育児と仕事の両立から得た知見のすべてを注ぎ込んだ集大成です。会議改革を通じて組織全体の生産性向上を目指す人事責任者の皆様に、ぜひ手に取っていただきたいと思います。

本書が日本企業の会議文化を変え、より生産的で創造的な組織づくりの一助となることを心から願っています。人事責任者の皆様の日々の業務に直接役立つ内容となっていますので、ぜひ実践してみてください。

【著者が語る】結果を出す組織は、どんな会議をしているのか?
相原秀哉 著
フォレスト出版
1,600円+税

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