千葉銀行、エッジテクノロジーへTOBを実施

株式会社千葉銀行(8331)は、エッジテクノロジー株式会社(4268)の普通株式及び新株予約権を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

エッジテクノロジーは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、エッジテクノロジーは上場廃止となる見通し。

千葉銀行は、普通銀行業務を行っている。

エッジテクノロジーは、AIアルゴリズムにより、顧客の課題を解決し、社会に貢献するAIアルゴリズム事業(AIソリューションサービスの提供・ AI教育サービスの提供・AIプロダクトの開発・販売)を展開している。

本公開買付けの目的

千葉銀行はエッジテクノロジーを完全子会社として千葉銀行グループの一員に迎えることにより、 「ちばぎんDX『3.0』」をより一層加速させることにつながるという判断に至った。

1. 顧客ソリューションの強化
2. 千葉銀行の業務の効率化・高度化
3. 職員のAI・ DX 対応力の向上
4. ブランド力の向上

また、本取引は、「強固な顧客基盤とアライアンスを通じたAI案件の獲得」、「銀行が保有するビッグデータを活用したAIソリューションの創出」、「グループ一体となった人事戦略による組織力の強化」の観点から企業価値向上に資すると考える。

エッジテクノロジーにおいても、両社の顧客へのサービス提供先の拡大に伴うクロスセルに伴い、以下のシナジーが見込む。

1. 顧客営業力(量)
2. 銀行保有データ(質)
3. ブランド力の向上

買付け等の価格

普通株式1株につき、 841 円

新株予約権
①2020 年 4 月 2 8 日開催の当社 取締役会 の決議に基づき発行された第 1 回新株予約権(行使期間は 202 2 年 4 月 29 日から 20 30 年 4 月 2 8 日 まで) 1個につき、1円
②2020 年 4 月 2 8 日開催の当社 取締役会 の決議に基づき発行された第 3 回新株予約権(行使期間は 2020 年4月 30 日から 2030 年4月 29 日まで)1個につき、1円
③2021 年4月 26 日開催の当社取締役会の決議に基づき発行された第4回新株予約権(行使期間は 2023 年4月 27 日から 2031 年4月 26 日まで)1個につき、1円

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
10,785,913株 7,190,600株

買付け等の期間

2024年9月9日(月曜日)から 2024年10月23日(水曜日)まで(30営業日)

買付代金

9,070百万円

※買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(10,785,913株)に本公開買付価格(841円)を乗じた金額。

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(提供:日本M&Aセンター

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