ALSOK、ビルメンテナンス事業などのカンソーを買収

綜合警備保障株式会社(2331、以下:ALSOK)は、株式会社カンソー(大阪府大阪市)の全株式を取得する契約を締結した。

ALSOKは、国や地方公共団体、各種金融機関、一般事業者向けに、また、個人の顧客向けに多種多様な警備サービスを提供している。

カンソーは、ビルメンテナンス業、警備業等を行っている。

背景・目的

ALSOKは、警備事業を起点に、建物の維持管理などに対応するファシリティマネジメント事業 (以下:FM事業)、高齢化社会に対応する介護事業など、事業領域の拡大に取組んでいる。

FM事業領域では、建物設備の点検、修繕や防火防災、設備管理、清掃衛生管理などの業務をトータルで顧客に提案できる体制を構築している。2024年7月には、設備異常を覚知し、現場に駆け付けた警備員がDX ツールにより専門家の支援を受けつつ、より高度な分析・対処・報告を行う「ALSOK設備レスキュー」を全国展開する等、サービスの品質向上に努めてきた。

FM事業は、人材の確保、生産性の向上といった多くの課題がある。本件M&Aにより、これらの課題に取り組みつつ、主に関西圏におけるALSOKグループのFM事業の拡大・強化を図る。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.00%)
取得株式数 40,000株(議決権の数:40,000個)
異動後の所有株式数 40,000株(議決権の数:40,000個)(議決権所有割合:100.00%)

※取得価額は、相手先との協議により非公表。

日程

契約締結日  :2024年9月4日

株式譲渡実行日:2024年12月1日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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