中外製薬、二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「オキサロール注」の国内事業をLTLファーマに譲渡

中外製薬株式会社(4519)およびLTLファーマ株式会社(東京都新宿区)は、中外製薬が日本における製造販売承認を有する二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「オキサロール®注」について、国内の事業をLTLファーマに譲渡することを決定した。

2024年10月1日に製造販売承認を承継し、2025年1月末までに販売移管を行う予定である。

中外製薬は、抗体エンジニアリング技術をはじめとする独自の創薬技術基盤を強みとする研究開発型の製薬企業。

LTLファーマは、国内における医療用医薬品の製造・販売に加え、16ヵ国の現地提携会社を通じて、海外事業を展開している。

背景・目的

中外製薬は、2000年より日本国内におけるオキサロール注の販売・情報提供活動を実施してきたが、製品ライフサイクルの成熟に伴い、今後の国内マーケティングについて検討を行ってきた。

中外製薬およびLTLファーマの両社間で協議し、製造販売承認を含む日本におけるオキサロール注に関する資産を中外製薬がLTLファーマに譲渡し、以後LTLファーマが販売および情報提供活動を実施することについて合意し、譲渡契約の締結に至った。

LTLファーマは、ロングライフ医薬品を安定的かつ継続的に患者へ提供することを使命とし、オキサロール注の安全性および品質データの保全と更新に努めていく。

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(提供:日本M&Aセンター

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