新菱冷熱工業株式会社(東京都新宿区)は、2024年7月17日付で、GMP Technical Solutions Pvt. Ltd.(インド・ムンバイ、以下「GMP社」)の株式を約85%取得する株式売買契約を締結した。株式の売買は契約締結から45日以内を予定している。
GMP社は、2018年の設備エンジニアリング会社(現 新菱スビダ:SHINRYO SUVIDHA ENGINEERS INDIA PVT.LTD. )に続き、新菱グループの傘下となるインドでの2社目の企業となる。
新菱冷熱工業は、各種設備の設計、施工(空気調和設備、給排水衛生設備、都市設備、コージェネレーションシステム、電気設備、自動制御設備、総合情報システムなど)等を行っている。
GMP社は、インドのクリーンルームパネルメーカー。クリーンルームで扱う部素材の設計から製造までを一括で手掛けている。
目的
新菱冷熱工業はインドにおいて、2015年に駐在員事務所を設置後、2018年にインドを代表する設備エンジニアリング会社を子会社化し、新菱スビダとして、インド市場への進出・深耕を進めてきた。
昨今、インドでは製薬関連ビジネスが拡大している。
新菱スビダが提供する設備エンジニアリングと、GMP社が提供するクリーンルームパネル製造の双方を新菱グループに取り込むことで、製薬工場を中心にクリーンルームの設備施工とパネル製造を一括受注し、受注拡大を目指す。
本件M&Aにより、成長著しいインド市場での事業拡大、新菱グループの海外事業をより強固なものにしていく。
(提供:日本M&Aセンター)