総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2024年6月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント低下して2.5%だった。(文:日本人材ニュース編集部)
男女別の完全失業率は、男性が2.6%で前月から0.3ポイント減少、女性は2.4%で前月から0.1ポイント増加となった。
完全失業者数は181万人(前年同月比2万人増)で、3カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は26万人(前年同月比増減なし)、「自発的な離職(自己都合)」は74万人(同3万人増)、「新たに求職」は48万人(同1万人増)だった。
就業者数は6822万人(前年同月比37万人増)で、23カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6139万人(同30万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、卸売業,小売業(31万人増)、学術研究,専門・技術サービス業(9万人増)、生活関連サービス業,娯楽業(7万人増)などが増加し、運輸業,郵便業(17万人減)、製造業(8万人減)、金融業,保険業(8万人減)などが減少した。
正規雇用は3669万人(前年同月比31万人増)で8カ月連続の増加。非正規雇用は2121万人(同12万人減)で2カ月連続の減少となった。
非正規雇用の内訳は、パート1029万人(前年同月比1万人減)、アルバイト470万人(同6万人増)、労働者派遣事業所の派遣社員153万人(同増減なし)、契約社員272万人(同17万人減)、嘱託111万人(同3万人減)、その他87万人(同4万人増)。