全日本大学対抗ミートジャッジング競技会(日本ICMJ)実行委員会(河原聡会長)は7月2~6日、豪州で開催されたオーストラリア大学対抗ミートジャッジング競技会に、日本ICMJの第15回大会および第16回大会成績優秀者をジャパンナショナルチーム(以下、日本チーム)として派遣した。
競技の結果、「Lamb Judging 部門」で北海道大学4年・佐藤桃さんが個人優勝、「Overall Questions部門」で日本チームが団体優勝に輝くなど、優秀な成績を収めた。個人・団体のいずれも日本チームの部門優勝は初。
豪州大会では、ラム、ビーフ、ポークの枝肉・大分割品(ラムは大分割競技はなし)について、それぞれ「Placing(歩留・品質に基づく並べ替え)」と「Question(設問に回答)」を実施。畜種ごとに加え、Placing 総合、Question 総合、全畜種総合でそれぞれ個人5位まで、団体2位までが表彰される。このほか、価格や官能特性による市場価値に関する競技も実施された。同委員会によると、「部分肉・精肉部門は日本大会より多い設問が特徴で、畜種や部位を正確に特定する競技」という。
日本チームの受賞は以下の通り。[ LambJudging 部門]▽個人優勝・佐藤桃さん(北海道大学4年)[部分肉・精肉部門]▽個人5位・石橋果歩さん(鹿児島大学4年)▽団体2位・日本チーム[Overall Questions 部門]▽個人3位・熊谷好望さん(北海道大学3年)▽団体優勝・日本チーム。
〈畜産日報2024年7月22日付〉