キッチンカーで商品を手渡す村山本部長
(画像=キッチンカーで商品を手渡す村山本部長)

「キリン 午後の紅茶」のキッチンカーが、6月から首都圏エリアの量販店を訪問する。キリンビバレッジ首都圏統括本部は、紅茶文化発信基地の創造を目指し、6月1日から「キリン 午後の紅茶」キッチンカー“The TEA LOVER”の展開を始めた。首都圏エリア1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の量販店(スーパーマーケットやドラッグストアなど)で実施する予定だ。「午後の紅茶」は、紅茶飲料ナンバーワンブランドであり、日本の紅茶市場を活性化するねらい。

6月1日には、ライフ豊洲店(東京都江東区)で“The TEA LOVER”のお披露目式を行い、同社首都圏統括本部の村山浩義統括本部長は次のように語った。「紅茶は世界で一番飲まれている飲み物だが、日本では紅茶を日常的に飲んでいる方は少ない。それが我々の課題だった」。

首都圏統括本部では、課題解決に向け、生活者にとって紅茶がもっと身近になるようなアイデアをスタッフから集めた。すると、紅茶のいろいろなおいしい飲み方を伝えることや、カレーやお好み焼きなど食事に合う紅茶の飲み方、ポリフェノールなどの成分が含まれることなど、紅茶のさまざまな力を伝えたいとの意見が出てきたという。

そこで、「紅茶のおいしさ・たのしさ・ちからを伝え続けることで、首都圏エリアに紅茶LOVER(紅茶ファン)を増やす」をミッションに、キリンビバレッジ首都圏統括本部独自の「午後の紅茶プロジェクトチーム」からキッチンカーが誕生した。

村山本部長は、「紅茶の文化を情報発信し、皆様の日常へつなげていきたいと考え、キッチンカーを誕生させた。実現に向けては、ライフ様にもいろいろと相談にのっていただいた。紅茶ファンを増やしたいというコンセプトのため、ペットボトルの商品を紹介するという場ではなく、手淹れの紅茶も提供している。今日が記念すべき第1歩。紅茶ファン拡大向けて、ぜひ展開拡大も検討したい」と話した。

「キリン 午後の紅茶」キッチンカー“The TEA LOVER”で販売される商品は、「キリン 午後の紅茶」のアレンジティー(スパークリングレモンティー 税込200円、トロピカルアイスティ 同400円他)、茶葉から淹れた温かい紅茶(本格手淹れ紅茶 同300円)、紅茶とのペアリングを楽しめるフード(アメリカン・ワッフルオリジナル 同500円他)、キッチンカー限定の紅茶の飲用が楽しくなるオリジナルアイテムなどがある。フードのワッフルに使用するシロップには、「午後の紅茶 おいしい無糖」を使用しているという。

キッチンカーで販売するアレンジティーとワッフル
(画像=キッチンカーで販売するアレンジティーとワッフル)

なぜ紅茶の文化発信の取り組みを、豊洲からスタートすることになったのか。ライフ豊洲店の水落淳夫副店長は、次のように話す。「この豊洲地域は、若い人たちが非常に多いエリアだ。20~40代の子育ての方が多く、若い世代に紅茶の良さ、おいしさをもっと広げていきたいと考えている。そのため、当店から始めさせていただければと思っていた。今回のイベント実施に当たり、店内では紅茶売り場を充実させている。多くのお客様が紅茶ファンになるきっかけになればと思う」。

ライフ豊洲店の店内では紅茶売り場を拡充
(画像=ライフ豊洲店の店内では紅茶売り場を拡充)

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶」キッチンカー“The TEA LOVER”の展開場所や日程などの詳細をキリンホームページに掲載している。伝統的な紅茶の飲み方(おいしさ)、紅茶の新たな楽しみ方(たのしさ)、紅茶の新しい世界の体験(ちから)を広く伝えるねらいだ。