三菱電機グループ、アイシンと次世代電動化関連製品に関する合弁会社設立で基本合意

三菱電機株式会社(6503)、三菱電機モビリティ株式会社(東京都千代田区、三菱電機と三菱電機モビリティを総称して「三菱電機グループ」)及び株式会社アイシン(7259)は、次世代電動化関連製品事業(以下「電動化事業」)に関する合弁会社の設立基本合意した。

本合弁会社は、三菱電機モビリティからの会社分割により電動化事業を担う新会社として設立し、最終的には三菱電機グループがマジョリティ株主(三菱電機と三菱電機モビリティによる持分比率:66%)、アイシンがマイノリティ株主(持分比率:34%)となることを想定しているが、本取引の完了は競争当局をはじめとする必要な関係当局の承認・認可の取得を条件とする。

三菱電機は、インフラ、インダストリー・モビリティ、ライフ、ビジネス・プラットフォーム、セミコンダクター・デバイス等の製品の開発、生産、販売、サービスを行う。

三菱電機モビリティは、自動車機器等の製品の開発、生産、販売、サービスを行う。

アイシンは、自動車部品の製造販売、エナジソリューション関連機器の製造販売を行う。

合弁会社設立の目的

本合弁会社は三菱電機モビリティの一部の事業を引き継ぎ、電気自動車(BEV)や、プラグインハイブリッド車(PHEV)などの次世代電動車に搭載する駆動モーター、電力変換器(インバーター等)及びそれらの制御ソフトウェアを、車両・システム目線で最適化し、これら製品の開発・生産・販売を行う。

三菱電機モビリティが持つモーター、電力変換器、制御最適化技術を進化させつつ、アイシンが持つインテグレーション(車両適合技術・システム統合技術)の技術力とのシナジー効果を最大化することで、新たな魅力ある製品を提供していく。

自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中で、それぞれの強みを生かして多様化する電動化へのニーズに応えることで、社会全体の課題であるカーボンニュートラルの実現を狙う。

本合弁会社の事業範囲

駆動モーター、電力変換器(インバーター等)及びそれらの制御ソフトウェアの設計、開発、製造、販売及びアフターサービス業務並びに電動駆動システムに適合する機能統合開発を予定している。

本合弁会社の今後の予定

本取引に関する最終契約の締結:2024年6月中旬頃
稼働開始予定日       :本広報発表から1年以内

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(提供:日本M&Aセンター

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