トクヤマの台湾子会社の台塑徳山精密化学、同じく台湾子会社の台湾徳亜瑪を株式交換により子会社化

株式会社トクヤマ(4043)は、2024年5月21日開催の取締役会において、連結子会社である台塑德山精密化學股份有限公司(台湾・高雄市、以下「FTAC」)を株式交換完全親会社とし、同じく連結子会社である台湾徳亞瑪股份有限公司(台湾・新竹市、以下「TTC」)を株式交換完全子会社とする株式交換契約の締結を承認する旨を決議した。

本契約後、当局の許認可等を条件に、TTCをFTACの完全子会社とする。

トクヤマは、セメントやさまざまな化学製品を製品群に加え、最先端の半導体製造を支える電子工業用高純度薬品や放熱材料、メガネ関連材料や歯科器材などのライフサイエンス分野、廃棄物の再資源化を含む環境分野を主なフィールドとして事業を展開している。

FTACは、電子工業用高純度IPAの製造・販売を行う。

TTCは、電子工業用高純度薬品の製造・販売を行う。

目的

トクヤマは台灣塑膠工業股份有限公司(台湾・高雄市、以下「FPC」)との間で、2020年10月に電子工業用高純度イソプロピルアルコール(以下「高純度 IPA」)の製造・販売を目的とした合弁会社FTACを台湾に設立し、高純度IPA事業を開始している。

一方、TTCは1996年8月に日本で製造した高純度IPAの充填出荷拠点としてトクヤマ100%出資で設立され、2024年4月のトクヤマとFPCとの合弁会社化を経た現在も、同事業の重要な拠点として機能している。

この度、本株式交換を実行しFTACによるTTCの子会社化により、台湾における事業のさらなる発展と拡大を狙う。

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(提供:日本M&Aセンター

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