グローバル・ブレイン、日本特殊陶業と共同でファンドを設立

グローバル・ブレイン株式会社(東京都渋谷区)は、Niterraグループの日本特殊陶業株式会社(5334)と共同で「水素の森投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)を設立した。

グローバル・ブレインは、ベンチャーキャピタル事業を行う。

日本特殊陶業は、スパークプラグおよび内燃機関用関連品の製造・販売、ニューセラミックおよびその応用商品の製造・販売・その他を行う。

背景および目的

日本特殊陶業は、新たな取り組みとして、水素社会・炭素循環型社会の早期実現への貢献を目指す「水素の森」プロジェクトを始動した。コーポレートベンチャーキャピタルファンドと実証フィールドが一体となって、水素・炭素循環に関連するスタートアップへの投資および技術の開発・成長を支援するプロジェクトである。

本ファンドでは、主に水素の製造・貯蔵・運搬・利用および炭素の回収・貯蔵・利用・価値変換に関する技術を持つスタートアップを投資対象としている。加えて、日本特殊陶業の小牧工場(愛知県小牧市)内に設置予定である実証フィールドの提供をはじめ、Niterraグループのアセットを活用した事業化、共同開発などのオープンイノベーションを通じて、スタートアップの技術開発・成長を支援する。

グローバル・ブレインは本ファンドの運営において、有望企業の発掘や投資判断、多面的な経営支援、IPO支援などを行うことで、投資先スタートアップ企業の飛躍的成長の実現をサポートしていく。

本ファンドについて

登記上の名称:水素の森投資事業有限責任組合
       (呼称:Niterra 水素の森ファンド)
運用総額  :40億円
運用期間  :10年間
投資対象  :水素社会、炭素循環型社会を実現するための技術開発および一部サービス

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(提供:日本M&Aセンター

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