明石焼の誕生秘話【兵庫エリア】
明石焼の誕生秘話【兵庫エリア】

こんにちは!ライターのゆめです。

みなさんは兵庫県のご当地グルメといえば何を思い浮かべますか?
私は「明石焼」がいちばんに思い浮かびました。

今回はそんな明石焼の誕生秘話と豆知識をお届けします!
ぜひ最後までご覧ください。

明石焼はどうやって生まれた?

ふわふわの生地でタコをくるんで焼き、だし汁につけて食べる明石焼が作られたきっかけは、明石の地場産業だった「明石玉」と言われています。

明石玉とは、江戸時代末期から明石で製造されていた人工サンゴのことです。
主にかんざしなどの装飾品に使用され、明治・大正時代に広く人気を集めていました。

この明石玉を作る際、材料の硝石を固めるために接着剤として使用されていたのが卵の白身です。

しかし白身以外の部分は装飾品の製造に使用しないため、大量に余らせてしまうことがほとんど。

そこで卵の黄身に小麦粉を加えて、明石の特産物である明石だこと一緒に焼いた料理として明石焼が誕生しました!

たこ焼きとは違い、だし汁につけて食べるのが明石焼の大きな特徴です。
ふわふわで柔らかい明石焼の食感と、やさしい出汁の風味が絶妙にマッチします。

たこ焼きのルーツは明石焼だった!?

大正時代になると明石焼は屋台で売られるようになりました。

明石焼の屋台は大きな人気を集め、その噂を耳にしたのが小麦粉ベースの生地にこんにゃくとスジ肉を入れて焼いた「ラジオ焼き」を大阪で作っていた人たち。

この明石焼を参考にタコを入れた「ラジオ焼き」を作ったところ大ヒットし、大阪のソウルフードとしてお馴染みの「たこ焼き」が誕生しました!

似ているようで違う「明石焼」と「たこ焼き」。食べ比べをするのも面白いかもしれません!

おわりに

いかがでしたか?

兵庫県明石市には明石焼を提供する飲食店が約70店舗ほどあるそうです!
ぜひ実際に足を運び、本場の明石焼を味わってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。

参考

なぜか名産だった模造サンゴ「明石玉」って? 東京の大学院生が卒論で取り上げ研究加速、世紀の大発見か(神戸新聞NEXT)
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/202212/0015899630.shtml
明石焼(玉子焼)の達人(明石観光協会)
https://www.yokoso-akashi.jp/akashi/akashi-yaki.html#:~:text=%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%80%81%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA,%E7%9E%AC%E3%81%8F%E9%96%93%E3%81%AB%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%80%82
たこ焼きのはじまり・明石焼のはじまり・たこ焼きの歴史(OSAKAたこ焼マーケット)
https://takoyakimarket.com/history.html
連載 明石のたからもの-10 明石焼(玉子焼)(明石市)
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/seisaku_shitsu/20140401_takaramono_10.html
明石焼/玉子焼 兵庫県(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_2_hyogo.html