2024年5月8日、多様な分野からの参加者が一堂に会し、生成AIの可能性とその応用方法について深く掘り下げる『生成AI交流会』がワクセルオフィスで開催されました。株式会社ソーシャルメディアリスク研究所の田淵義朗さんを講師に迎え、生成AIの最新動向や活用事例について学ぶとともに、参加者同士の交流を深める有意義な会となりました。 |
<開催概要>
開催日時:2024年5月8日(水)
場所:ワクセルオフィス
主催:田淵義朗(株式会社ソーシャルメディアリスク研究所)
共催:ワクセル
生成AIのパイオニア・田淵義朗さんが語る、AIの可能性
前半の講義は、和やかな雰囲気の中でスタート。会の始まりには、作詞、作曲、動画編集のすべてをAIで作成した映像が流れ、AIの可能性を感じさせました。
講師の田淵義朗さんは、神戸出身の67歳。昨年2月にジェームズ・スキナー氏へのインタビューをきっかけに生成AIの世界に飛び込み、現在は生成AIコンサルタント養成講座を開講しています。元は宝島社で本の編集に携わり、ロックバンドなどの経験もあるそうです。
参加者は、元銀行員、インスタグラマー、中小企業診断士、クリエイティブディレクターなど、さまざまなバックグラウンドを持つ方々で、それぞれがAIへの興味や活用法を語ってくれました。AIの活用経験が少ない方も含め、参加者それぞれがAIに興味を持ち、可能性を感じていることが伝わってきました。
田淵さんは、「AIの登場によって、本を作る際に必要だった多くの役割を一人でこなせるようになった」と語ります。「100時間かかった本が1時間でできるなら、あと99冊を書くことができる」というスキナー氏の言葉を引用し、AIによって仕事のやり方が大きく変わることを示唆しました。
日本発のコンテンツで世界を驚かせたい!田淵さんの展望
田淵さんは、「生成AIを使って中小企業を元気にしよう」というビジョンを掲げています。大企業に比べ、お金や時間に制約のある中小企業こそ、生成AIの恩恵を受けられるはずだと語ります。
ジェームズスキナー氏のインタビュー動画では、AIによる生産性の革命的向上について語られました。田淵さんはこれを受けて、自らの著書をAIを用いてリライトするプロジェクトを開始し、1週間で成果を上げた経験を共有しました。
「ChatGPT4だけでも、いじり倒しまくれば、ほぼなんでもできる」と、田淵さんは断言。ツールの使い方を知り、専門性と掛け合わせることが重要だと説きました。
また、日本の古典やポップカルチャーを生成AIを活用して世界に発信することで、外貨を稼ぐことができると主張。「日本には素晴らしい素材がたくさんある。これをどう使っていくか」と、日本発のコンテンツで世界を驚かせたいという展望を語ってくれました。
講義の参加者からは、「AIの可能性を実感した」「活用のヒントを得られた」など、前向きな感想が聞かれました。
講義後はお酒を片手にコミュニケーション
講義後には懇親会が開催され、田淵さんの乾杯の合図でスタート。ワクセル総合プロデューサー住谷が用意した大量のお酒にビックリしながらも、参加者同士がお酒を片手に情報交換を行い、次世代のAI技術について熱心に話し合っていました。
あちこちで参加者同士の名刺交換も行われ、異業種でのコラボレートが生まれる予感があります。参加者同士でコラボレートが生まれることは、ワクセルの交流会ならではの価値だと改めて実感しました。
講師の田淵さんも講義の緊張から解放されたからかとてもリラックスされていて、参加者やスタッフに終始囲まれて談笑されていました。
会が終了した後も、みなさんまだまだ話し足りない(飲み足りない)様子で、ほとんどの方がその場に残って写真撮影したり、話に花を咲かせていました。
生成AI交流会の展望
今回の交流会は、参加者にとって有意義な学びの場となりました。生成AIをさらに活用していくきっかけとして、次回の交流会にも大きな期待が寄せられています。
生成AIについてさらに学びたい方は、田淵さんが塾長を務める生成AIマスター講座があるそうです。相談会では、無料で田淵さんのコンサルが受けられるとのことなので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
「人や企業のコラボレートを生み出すワクセルは素晴らしい」と、田淵さんにも語っていただきました。ワクセルでは今後もさまざまな分野の交流会を開催し、コラボレートをさらに活性化させていきます。