日本道路、リサイクル木質成型舗装ブロックを製造するリソースフォレストを買収

日本道路株式会社(1884)は、建設分野における環境関連事業強化に向け、リソースフォレスト株式会社(福岡県朝倉郡)に出資し、2024年4月1日にリソースフォレストを子会社化した。

日本道路は、主に道路建設および舗装工事を行う企業。

リソースフォレストは、間伐材を加工した成型品の製造販売を行っている。

背景・目的

リソースフォレストは、杉を主とする針葉樹の間伐材を使用したリサイクル木質成型舗装ブロック『木煉(もくれん)』を製造しており、日本道路はこれまで「日本道路の森」がある高知県西部・梼原町で発生する間伐材を木質チップ化し『木煉』の材料としてリソースフォレストに提供、各種展示会の日本道路ブースにおいて『木煉』を展示するなど、製品の認知度向上と販売協力を行ってきた。

『木煉』は、樹木の成長過程で吸収されたCO2をそのまま舗装ブロックに固定化することで、温室効果ガスの削減にも寄与する舗装材。

日本道路グループは、環境省認定「エコ・ファースト企業」としてカーボンニュートラル実現、循環型社会形成の取り組みを進めていて、今回リソースフォレストを子会社化し『木煉』の販売促進を強化することで、脱炭素社会への移行と森林資源の有効活用に貢献し、地球環境にやさしいまちづくりを目指していく。

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(提供:日本M&Aセンター

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