総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2024年3月の完全失業率(季節調整値)は前月と同水準の2.6%だった。(文:日本人材ニュース編集部

2024年3月の完全失業率2.6%、正規雇用は前年同月比11万人増

男女別の完全失業率は、男性が2.7%、女性は2.6%でともに前月と同水準だった。

完全失業者数は185万人(前年同月比8万人減)で、2カ月ぶりの減少となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は24万人(前年同月比3万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は79万人(同1万人減)、「新たに求職」は53万人(同1万人増)だった。

就業者数は6726万人(前年同月比27万人増)で、20カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6080万人(同44万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(44万人増)、サービス業(他に分類されないもの)(32万人増)、情報通信業(15万人増)などが増加し、製造業(57万人減)、不動産業,物品賃貸業(15万人減)、農業,林業(14万人減)が減少した。

正規雇用は3602万人(前年同月比11万人増)で5カ月連続の増加。非正規雇用は2131万人(同30万人増)で7カ月連続の増加となった。

非正規雇用の内訳は、パート1038万人(前年同月比7万人増)、アルバイト467万人(同47万人増)、労働者派遣事業所の派遣社員160万人(同3万人減)、契約社員271万人(同19万人減)、嘱託107万人(同9万人減)、その他87万人(同6万人増)。

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