商船三井、フィリピンの子会社2社を事業統合へ

株式会社商船三井(9104)は、フィリピンの商船三井100%出資現地法人2社をMOL Enterprise (Philippines) Inc.(以下「新会社」)に事業統合し、フィリピンにおける中核会社として事業開発を推進する。

商船三井100%出資のフィリピン会社には、EcoMOL Inc.(以下「EcoMOL」)とMOL Bulk Shipping Philippines(以下「MOLBulk-PH」)の2社が存在し、EcoMOLがGHG排出削減に向けた商船三井グループ運航船のオペレーション効率化、MOLBulk-PHがドライバルク船の運航業務を担ってきたが、今後は新会社にて、これまでの2社の業務に加え、フィリピンにおける商船三井グループ事業の統括、拡大を進める。

本改編では、EcoMOLを存続会社として2024年4月に同社名をMOL Enterprise (Philippines) Inc.に変更し、2024年6月にMOLBulk-PHの事業を新会社に移管する。

新会社には、フィリピンにおける新規事業開発を推進する部門として“Business Development Division”を設置し、フィリピン発着の海運ビジネスの強化に加え、物流事業、不動産事業、洋上風力発電事業などの非海運事業の投資機会開拓にも取り組む。

このほか、新会社はフィリピンでの商船三井グループ事業の統括機能として事業各社間の連携も図っていく。

2024年6月以降の新会社の概要

会社名:MOL Enterprise (Philippines) Inc.
所在地:12F, ONE AYALA East Tower, 1 Ayala Avenue, Makati, Metro Manila
設立:2022年4月(EcoMOL設立時。新会社への社名変更は2024年4月に実施済。)
資本金:5,000万ペソ(約1.3億円)
代表者:President:高松 泰則(たかまつ やすのり、フィリピン国代表を兼務)
従業員数:36名

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(提供:日本M&Aセンター

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