アクセンチュア、システム開発、保守・運用のクライムを買収

2024年4月8日、アクセンチュア株式会社(東京都港区)は、群馬県を中心にシステム開発やITインフラの保守・運用に至るまで幅広いサービスを展開する株式会社クライム(群馬県前橋市)の買収に合意したことを発表した。本合意の条件は非公開。

アクセンチュアは、「ストラテジー & コンサルティング」「 テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する。

クライムは1989年の創業以来、創業地である前橋を中心に国内金融機関、製造業、通信事業者や行政機関などのお客さまに向けて、勘定系、基幹系システムなどの開発から、ITインフラの保守・運用に至るまで高度な専門性を発揮してきた。

背景・目的

本買収を通じて、アクセンチュアは、クライムが35年かけて培ってきた卓越かつ豊富なITに関する知識と経験を組み合わせ、世界中に広がるアクセンチュアのお客様に向けた、先進性と安定性を兼ね備えたテクノロジーサービスを提供する。

特に、金融や行政機関のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の大きな足かせとなっているレガシーシステムからの脱却は、クライムが持つ知見が加わることで一気呵成に進めることが可能になる。 同時に、クライムが手がける事業にアクセンチュアの知見を融合することで事業の高度化と成長を加速し、地元ICT産業のさらなる活性化につなげていく。

クライムが擁する、先端のクラウド、セキュリティ技術やAMS(アプリケーション マネジメント サービス)に精通した約200名のエンジニアを含む約230名の社員は、今後アクセンチュア テクノロジーに加わる。
(提供:日本M&Aセンター

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