食品産業新聞社
(画像=食品産業新聞社)

日清オイリオグループは、CDPが実施する環境への取り組みに関する企業調査で「森林」と「水セキュリティ」の2分野で最高評価の「Aリスト」に始めて選定された。

「気候変動」についてはA-の評価となった。CDPは国際的な非営利団体で、136兆米ドル以上の試算を保有する740以上の機関投資家と協働し、企業の環境情報を開示することを促している。その環境情報開示と評価プロセスはグローバルスタンダードとして広く認知されているという。

CDPは「気候変動」、「森林」、「水セキュリティ」についての質問書を通じて報告されたデータに基づき、情報開示の包括性や環境リスクに対する認識と管理、目標設定などの取り組みについて、AからD-までのスコアで評価している。「Aリスト」は、特に優れた取り組みを行っている企業に選定している。2023年は世界中の2万3,000社以上の企業が質問に回答し、「Aリスト」に選定されたのは「森林」は30社、「水セキュリティ」は101社のみだった。

〈大豆油糧日報2024年2月15日付〉