副業をしている正社員は2年連続で増加して8.4%となっていることが、総合人材サービス会社のパーソルキャリア(東京・千代田、瀬野尾裕社長)が実施した「副業の実態調査」で明らかとなった。

正社員で副業している人は8.4%、副業の平均月収は6万円超

2023年8月に行った調査では、20~59歳の男女正社員を対象に副業をしているか聞くと、「している」と答えた人の割合が前回調査より0.2ポイント増えて8.4%という結果になった。「検討中」と答えた人の割合は前回より1.8ポイント減って16.6%だった。

【副業をしているか】
している   8.4%
検討中   16.6%
していない 75.0%

近況についてパーソルキャリアでは「副業を検討している人の割合は減ったが、実際に副業をしている人の割合は、2021年調査の8.0%から2022年調査の8.2%、今回の2023年調査では8.4%と2年連続で増えており、徐々にではあるものの副業が浸透しつつあることがうかがえる」とした。

勤務する会社で副業が認められている人の割合は27.5%と前回の2022年調査の25.3%から2.2ポイント増えた。一方、副業が禁止されている人の割合は47.5%と、前回調査の49.8%から2.3ポイント減った。

どのような副業をしているか聞くと、最も多かったのは、「サービス業(接客・販売)」の21.3%で、次に「株/FX」の18.4%、続いて「ネットビジネス(通販・アフィリエイト・ネットショップ運営)」の10.6%となり、前回調査と同じ並びになった。

前回調査と比べると、割合が最も増えたのは「講師/家庭教師/試験監督」で、前回から1.5ポイントアップの6.3%だった。また、割合が最も減ったのは「ホームページ・CGなどの制作」で、前回から3.6ポイントダウンの4.7%だった。

2021年調査の4.1%から前回調査では4.9%へと割合を伸ばした「運送/配達(Uber Eatsなど)」は、今回、1.4ポイントダウンの3.5%となった。

副業の月収を聞くと、最も割合が多かったのは「1万円未満」の48.1%で、前回調査の29.1%から大幅に増加した。次に多かったのは「10万円以上」の13.8%で、前回調査の15.9%から2.1ポイント低下した。

また、「1万円未満」の人の割合が大きく増えたことで「1万円台」から「10万円以上」までの区分の人の割合はすべて低下する形になったが、5万円以上の人の割合は23.8%と、一定数いることも分かる。

【副業の月収】
1万円未満  48.1%
1万円台   10.6%
2万円台   9.2%
3万円台   6.4%
4万円台   1.9%
5万円台   6.4%
6~9万円台  3.6%
10万円以上 13.8%

全体の平均を見ると、前回調査の5万1218円から1万3875円アップして6万円台となった。

年代別では、20代と30代の平均月収がそれぞれ下がった一方で、40代以上の平均月収は前回調査の6万5284円から9万6564円へと大幅にアップしている。

【年代別 副業の平均月収】
全体 6万5093円(前回調査5万1218円)
20代 2万7968円(同3万4883円)
30代 3万2281円(同3万5208円)
40代以上 9万6564円(同6万5284円)

調査は、2023年8月23日~9月1日、20~59歳の男女正社員を対象にインターネットで実施し、1万5000件の有効回答を得た。

その他の人材採用や人事関連の記事はこちら