株式会社極洋 (1301)は2024年1月26日開催の取締役会において、子会社のKyokuyo Europe B.V.が、トルコで水産物の買付け及び冷凍食品の製造・販売事業を展開しているKOCAMAN BALIKÇILIK İHRACAT VE İTHALAT TİCARET ANONİM ŞİRKETİ(トルコ)の第三者割当増資の引き受けおよび既存株主からの株式取得により、子会社化(極洋の孫会社化)することを決議した。
なお、出資後の当該孫会社の資本金の額が、極洋の資本金の額の100分の10以上に相当するため、極洋の特定子会社に該当することとなる。
極洋は、1937年の設立以来、魚を中心とした総合食品会社として「調達」「加工」「販売」の3つのステージでビジネスを展開する。
Kyokuyo Europe B.V. は、欧州向け販売及び輸出を行う。
KOCAMAN BALIKÇILIK İHRACAT VE İTHALAT TİCARET ANONİM ŞİRKETİ は、水産物の買付け及び冷凍食品の製造・販売等を行う。
極洋では、中期経営計画「Build Up Platform 2024」において、「海外事業の拡大」を重要な戦略として、「海外でつくり、海外で売る」ことを基本方針に海外拠点の整備を進めている。
その一環として、2022年に東南アジア向けの食品生産・販売会社としてベトナムに子会社を設立し、2023年には米国向けのカニ風味かまぼこ製造・販売会社を北米に設立した。
このたび、ヨーロッパに隣接するトルコで40年以上、食品を生産し、エビやサケマスなどの水産物を原料とする冷凍食品をヨーロッパにも輸出しているKOCAMAN BALIKÇILIK İHRACAT VE İTHALAT TİCARET ANONİM ŞİRKETİ 社を極洋子会社の子会社化することにより、ヨーロッパ向けの食品生産、販売事業を強化することとした。
・今後の予定
第三者割当増資引受及び 株式譲受契約締結日 2024年1月29日
第三者割当増資及び 株式譲受実行日 2024年3月下旬
【農林水産業界のM&A・事業承継の動向はこちら】
(提供:日本M&Aセンター)