伊藤忠商事、子会社を通じ英国自転車メンテナンス会社を買収

伊藤忠商事株式会社(8001)は、英国子会社European Tyre Enterprise Limited傘下のKwik-Fit (GB) Limited(英国、以下「KF社」)を通じ、Fettle Bike Repair(英国、以下「Fettle社」)の全株式を取得した。

Kwik-Fit Groupは、1971年に設立された世界最大級の独立系自動車部品・修理・交換専門店。KF社は英国全土にグループ会社と合わせ720拠点のサービス・センターを持ち、全国に移動式タイヤ・フィッティング車両を配備し、タイヤ、ブレーキ、排気装置、車検、その他各種サービスを提供する。

Fettle社は、自転車メンテナンスの利便性追求を使命として2019年に設立。KF社とは2023年3月に協業を始めており、Fettle社の店舗をロンドン市内のKF社2店舗、及び英国南西部ブリストル市内のKF社1店舗に併設する形で、計3店開設した。

英国は環境意識が高く、気候変動対策が進んでおります。同国の政策による自転車レーン整備や環境規制の強化を背景に、主に都市部においてシェアバイクが普及し、また「ラストワンマイル」の配送サービスにe-Bikeやe-カーゴバイクを使用する企業が急速に増えている。

本買収により、Fettle社の自転車メンテナンス事業の運営ノウハウやマーケティング力を活用し、英国におけるタイヤ販売および自動車メンテナンスを手掛けるKF社とのシナジー創出を追求していく。

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(提供:日本M&Aセンター

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