田辺三菱製薬、中国子会社の天津田辺製薬を遠大医薬に譲渡

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(4508)は、海外連結子会社である天津田辺製薬有限公司(中華人民共和国天津市、以下「天津田辺」)の持分を譲渡する持分譲渡契約を、遠大医薬(中国)有限公司(中華人民共和国湖北省武漢市、以下「遠大医薬」)と締結した。

天津田辺の共同出資者である天津力生製薬股份有限公司(中華人民共和国天津市)は、田辺三菱製薬が保有する天津田辺持分に係る優先購入権を放棄している。

天津田辺は、医薬品の製造販売を行う。
遠大医薬は、医薬品の製造販売を行う。

天津田辺は、1993年の設立以来、循環器用薬や消化器用薬、アレルギー治療薬などの高品質な医薬品の製造販売を通して中国の患者に貢献してきた。しかし昨今の中国における事業環境の変化を踏まえると、中国市場に深い知見を有する企業に事業運営を委ねることが、天津田辺のさらなる成長と競争力強化につながると判断し、このたび持分譲渡を決定した。

持分譲渡契約を締結した遠大医薬は、遠大医薬集団有限公司の中核企業で、循環器用薬などの製造販売に強みを持つ製薬企業として、循環器系の製品ラインアップの拡充と生産供給能力の向上を事業戦略の一つに掲げる。天津田辺は遠大医薬の傘下に入ることで、自社の強みを生かした事業の発展と成長が見込めると考えている。

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(提供:日本M&Aセンター

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