東京調理製菓専門学校「地中海食」出張講座の集合写真(中央右から矢﨑ブランドマネージャー、今井シェフ)
(画像=東京調理製菓専門学校「地中海食」出張講座の集合写真(中央右から矢﨑ブランドマネージャー、今井シェフ))

日仏貿易(株)(ギヨーム・カルー代表)は12月18日、東京調理製菓専門学校で「地中海食」をテーマに出張講座を開いた。

在日イタリア商工会議所が主催する地中海食のPRイベント「Me Diet」に、イタリアのオーガニック食品ブランド「アルチェネロ」を手掛ける日仏貿易が協賛。「日本や世界で未来の食のイノベーションを起こしていく料理人の卵たちの育成の一助となることを目的としている」(日仏貿易)。

イベントでは最初に、日仏貿易の矢﨑瑚都ブランドマネージャーが地中海食の体系について説明した。地中海食は南イタリアやギリシャ・クレタ島など地中海沿岸地域の伝統的な食事・食習慣を指し、健康面でもメリットが期待できることなどを紹介。加えて、地中海食に適した食材として「アルチェネロ」のオリーブオイルや有機全粒粉パスタなどをPRした。

次にイタリア料理の有名店「ペペロッソ」の今井和正総料理長が、イタリア郷土料理2品の調理を実演。参加した32人の学生たちは今井シェフの技術を学ぼうと熱心に見学し、試食では「おいしい!」と歓声を上げていた。

最後に、学生たちが即興でレシピを完成させる料理コンペも開催。講座で学んだことを活かし、「アルチェネロ」の食材を使ったパスタ料理を1時間足らずで完成させた。

料理コンペで使用された「アルチェネロ」の食材
(画像=料理コンペで使用された「アルチェネロ」の食材)

完成した料理は今井シェフと矢﨑ブランドマネージャーが実食審査。「味・盛り付け・パスタの茹で方・ヘルシーさ・地中海食への理解」の観点から採点し、優勝・準優勝を決定した。

優勝チームの作品は、トマトベースのソースに玉ねぎや人参、セロリ、パンチェッタなどを加え、ショートパスタに合わせた料理。今井シェフは「技術的にはどのチームも申し分なかったが、優勝チームにはイタリア的なパッションを感じた」などと高く評価し、「ペペロッソ」の食事券を贈呈。日仏貿易は参加者全員に「アルチェネロ」製品の詰め合わせをプレゼントした。

〈米麦日報2023年12月20日付〉