東京ガスアメリカ、天然ガス開発・生産事業の米ロッククリフ・エナジー社を買収

東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、100%子会社の東京ガスアメリカ社(米国テキサス州)が出資するTGナチュラル・リソーシズ社(米国テキサス州、以下「TGNR社」)を通じて、クオンタム・エナジーパートナーズ社が出資する、米国テキサス州・ルイジアナ州における天然ガス開発・生産事業会社 ロッククリフ・エナジー社(米国テキサス州)の全株式を取得することを決定した。

ロッククリフ・エナジー社の株式は、2023年12月29日(現地時間)にロッククリフ・インターミディエイト・ホールディングス社より、約2,700百万米ドル(約4,050億円)で取得完了予定。

東京ガスは、都市ガス事業の最大手。都市ガスの製造・販売、LNG販売、電気の製造・供給・販売などを行う。北米・豪州では資源開発事業、東南アジアでは日本で培ったノウハウを活かしたLNGインフラ事業を中心に展開し、事業を拡大する中、近年では、北米・北欧での再生可能エネルギー事業にも注力する。

ロッククリフ・エナジー社は、テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層他の天然ガス開発・生産事業を行う。

今回の株式取得により、TGNR社が保有する天然ガスおよび天然ガス液の生産量は、約330百万立方フィート/日(約9.3百万m3/日、天然ガス相当量)から約4倍の約1,300百万立方フィート/日(約37百万m3/日、天然ガス相当量)、保有エリアの面積は約1,540 km2(東京都の約7割)となり、米国テキサス州・ルイジアナ州有数の事業規模となる。

今後、米国内でLNG輸出基地の新設が進むなど、天然ガス需要の増加が見込まれている中、東京ガスグループは、中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、北米でのシェールガス事業の拡大を掲げており、今回の株式取得により海外における収益基盤の構築を見込んでいる。

・今後の予定
株式譲渡日 2023年12月29日(現地時間)
(提供:日本M&Aセンター

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