食品産業新聞社
(画像=食品産業新聞社)

アサヒグループジャパンは、気球による宇宙遊覧フライトの実現を目指す岩谷技研に出資した。今後成長が見込まれる宇宙ビジネスへの投資をきっかけに、将来的には既存事業とのシナジーの創出を目指す。

岩谷技研は、気球による宇宙遊覧フライトの実現を目指すスタートアップ企業。宇宙遊覧フライトに必要な気球開発に関する特許を包括的に取得し、先進的な独自技術を開発している。2024年7月以降、気球による宇宙遊覧の商業化開始を計画している。

アサヒグループは、誰もが宇宙遊覧を体験できる社会の実現に向けて、挑戦を続ける岩谷技研の理念と企業姿勢に共感し、出資を決定した。気球による宇宙遊覧事業のパイオニアである岩谷技研が、未来に向けて価値を発揮できるよう支援する。

岩谷技研が主催する「OPEN UNIVERSE PROJECT」は、宇宙体験の民主化を掲げるプロジェクト。岩谷技研の技術力を中心に、さまざまな業種のパートナー企業との共創により、宇宙体験を全ての人に開かれたものにすることを目指す。アサヒグループは、宇宙遊覧の体験価値を高める開発メンバーとして本プロジェクトに参画する。共創企業とともに宇宙関連ビジネスを支援することで、将来的には宇宙で楽しめる飲料や宇宙食の研究なども視野に入れ、既存事業とのシナジーの創出を目指す。

アサヒグループは、新たな事業分野の開拓やAI技術の活用などを推進するため、Future Creation Headquartersを2023年1月に創設した。今回の岩谷技研への出資の他、今後もさまざまな企業や人材と共創し、新価値の創出に挑戦するとしている。