マネックスクリプトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表:万代惇史、以下「マネックスクリプトバンク」)は、「NFTのマクロ分析ー価格の復活が見込まれるコレクションの選定基準を検証」と題し、NFTの市場データやオンチェーンデータを用いたマクロ分析レポートを配信開始しました。2023年はNFTマーケットが低迷するなか、2024年以降に価格の復活が見込まれるコレクションの選定基準を検証しています。本レポートは、弊社運営のweb3ニュースレターを購読することで誰でも無料でお読みいただけます。
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【レポート概要】
テーマ:NFTのマクロ分析ー価格の復活が見込まれるコレクションの選定基準を検証
目次
・はじめに
・データの取得方法
・分析結果
・結論
・付録
はじめに
NFT(Non-Fungible Token)の爆発的な成長が2021年以降一段落し、最近ではNFTアートやNFTコレクションに数億円もの高値が付くような現象はほとんど見られなくなった。当時の金銭的な盛り上がりを見て、NFTは投機性の高いものであるとの認識を持つ人も多いだろう。しかし、市場が落ち着いている今だからこそ、我々はNFTの認識を見直さなければならない。
ここでNFTの理解を助けるためにwikipediaでも参照されているSam Dean氏の記事を引用する。
“NFTは実物または仮想のオブジェクトの信頼性を示す証明書のようなものです。固有のデジタルファイルはブロックチェーン上に保存され、所有権の変更は世界中のネットワークによって検証され、パブリックに記録されます。これは、ファイル自体に保管過程が永続的にマークされることを意味し、偽物と交換することが事実上不可能になります。”
つまり、NFTとはあるデータに対して一意の検証可能なタグを付けるブロックチェーン関連の技術を指し、それ自体が価値を持つものではないことが指摘されている。
しかし、そうは言っても、NFTはデジタルアセットを価値あるものとして市場で取引するために使用されることがほとんどであり、金融的な側面を無視できないことも確かである。
Vlad Hategan氏によるNFTコレクションの現状分析では、73,257のコレクションのうち69,795のコレクションが0ETHの時価総額であり、NFTの大部分は無価値であると言及している。
こうした分析も踏まえ、我々はNFTのマクロな現状を独自に見てみることにした。NFTコレクションの価格が軒並み下落する中、価格の回復が見込まれるコレクションはあるのか。結果をもとに今後も生存するであろうコレクションの選定基準を定めることを目指した。
データの取得方法
各種データはCoinGecko APIとDuneで取得したものを活用する。CoinGecko APIではイーサリアム以外を含む複数のブロックチェーン上のNFTコレクションのデータを取得し、Duneではイーサリアム上に存在するNFTコレクションのデータを活用した。
使用したデータ
・出来高
・トランザクション数
・取引ユーザー数
・フロアプライス
・時価総額
・ユニークアドレス数
今回の分析は2点に焦点を絞って行う。まず現状のNFTコレクションがどういった状況になっているのかを確認し、それによって全体の傾向と今後の予測について考察する。その上で数あるNFTコレクションの中で価格が戻りうる基準が存在するかどうかを探ることとする。
付録:NFTフロアプライスの年間上昇/下落ランキング
【バックナンバーレポート】
過去に配信したMCB RESEARCHレポートは下記の専用ページからご購入いただけます。
レポート各種¥20,000円(税込)
・Monex Fear&Greed Indexー9つの構成要素から市場センチメントを評価
・MCBクリプト格付けー30種類の暗号資産を7つの項目別に相対評価
・ブロックチェーンゲームのビジネスモデル分類と収益推定
・VR普及はいつ頃達成されるのか?―現状の問題点と関連技術を探る
・メタバースのデジタルLANDを開発する方法ーDecentraland開発
・GameFiとはなにか―DeFiの重要性と課題、CEXの役割
・PAVA指標のレイヤー1トークンへの適用可能性の検討
・金融バブルを検知するLPPLSモデルの暗号資産への応用
【MCB RESEARCH刊行にあたって】
最近では「web3」と呼ばれる次世代のインターネットが世界的に注目され、日本においても政府が骨太方針の中でweb3環境の整備を推進している。web3とは、人によって捉え方は様々だが、ブロックチェーンを基盤とするP2P型のインターネットを指し、その上では暗号資産の技術を活用した様々なデジタル資産がやり取りされる。
今やweb3は暗号資産やブロックチェーンを盛り上げるインターネットのトレンドワードとして存在している。世界中の企業がweb3における新しい事業の可能性を模索する中、分散型金融(DeFi)やノンファンジブルトークン(NFT)、自律分散型組織(DAO)、メタバース、ブロックチェーンゲームなどといった多くのテーマが登場している。しかし、これらのテーマを含むweb3の到来によって各業界のビジネスがどのように変化しうるかについては明らかではない。
そこでマネックスクリプトバンクではweb3の各テーマに関するリサーチおよび研究内容をまとめたレポート「MCB RESEARCH」を刊行することにした。本誌ではweb3全般の技術動向に着目した「TECH」シリーズと、暗号資産のマーケット動向に関連した「CRYPTO」シリーズなどに分けて内容をお届けする。
なお本誌は、価格変動の伴う暗号資産やNFTについて取り上げるが、客観的な情報提供を第一義としており、ここで取り上げる暗号資産等の売買を推奨するものではない。読者が本誌の内容を投資判断に活用する場合には、弊社は一切の責任を負わないものとする。
【販売価格】
無料
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【問い合わせ先】
info●cryptobk.jp(●を@に変えて送信してください)
担当:松嶋、小谷野
【マネックスクリプトバンク株式会社について】
マネックスクリプトバンク株式会社は、2017年12月に設立され、暗号資産やブロックチェーンのサービスに関する調査、研究、企画、開発及びコンサルティングを提供しています。東証一部上場企業であるマネックスグループ株式会社の100%子会社であり、ブロックチェーンや暗号資産の最新動向・研究内容をお伝えする「MCB web3ニュースレター」や「MCBリサーチ」、NFTプロジェクト「OASIS」、ビットコインがもらえる二ュースアプリ「Cheeese」などのサービスを運営しています。MONEXとはMONEYのYを一歩進め、一足先の未来における人の活動を表わしています。常に変化し続ける未来に向けて、最先端のIT技術と、グローバルで普遍的な価値観とプロフェッショナリズムを備え、新しい時代におけるお金との付き合い方をデザインすると共に、個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートを最良化することを目指しています。
企業情報
企業名 | マネックスクリプトバンク株式会社 |
代表者名 | 万代惇史 |
業種 | 金融・保険業 |
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