株式会社ゆうちょ銀行(7182)は、JP インベストメント株式会社(東京都千代田区)が子会社を通じて組成する「JP インベストメント・シグマ地域事業承継 1 号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」)に参加することを決定した。
ゆうちょ銀行は、日本郵政グループにおいて銀行業を営む。
JPインベストメントは、投資事業有限責任組合等の持分の私募および財産の運用、投資助言・代理業を行うプライベート・エクイティ・ファンド運用会社。ゆうちょ銀行の連結子会社。
本ファンドは、事業承継に課題を抱える地域の企業への投資を行い、投資先の事業承継及び組織的な経営への移行を支援し、地域経済や雇用の維持拡大に貢献することを目指すもの。
2019 年 10 月及び 2021 年 11 月の銀行法改正により、議決権取得等制限の特例として、銀行の投資専門会社を通じて、事業承継会社などの株式(議決権)を 100%(期間 10 年)取得することが可能となった。この特例を参照し組成した本ファンドからの投資を行うことで、地域金融機関等と協働して地域活性化への貢献を目指す。
・ファンド概要
名 称: JP インベストメント・シグマ地域事業承継 1 号投資事業有限責任組合
ファンド総額: 約 100 億円
無限責任組合員: JP インベストメント・シグマ地域事業承継合同会社※
有限責任組合員 :ゆうちょ銀行
設立日 :2023(令和 5)年 11 月 30 日
存続期間 :10 年間
※ 銀行法施行規則第 17 条の 2 第 14 項を参照し、JP インベストメントが出資し設立した本ファンドの運営を行う投資専門会社
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(提供:日本M&Aセンター)