「川に開かれたまちづくり」をすすめる北九州市が小倉の歴史的な橋のひとつ、「風の橋」の有効活用案をSurfvoteで募集し、投票結果を公表!
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「【北九州市から全国のみなさんへ】風の橋の未来の物語を作ってください。」というイシュー(課題)について10月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
■投票の詳細
イシュー(課題):【北九州市から全国のみなさんへ】風の橋の未来の物語を作ってください。
https://surfvote.com/issues/15apsws2e6lp
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年9月29日〜10月31日
有効票数:65票
■イシュー発行の背景
4大工業地帯のひとつとして、鉄鋼業を中心とした素材産業が隆起し、日本の高度成長をになってきた歴史と誇りのまち、北九州市。
「川に開かれたまちづくり」として、小倉の真ん中を流れる紫川の両サイドにさまざまな都市機能が集約し、川を渡る、川に近づく、川岸を歩くことの楽しさを創り出すことにより、市民の憩いの場をつくってきました。
この紫川にかかる10本の橋「紫川十橋」のひとつ、「風の橋(中島橋)」は30年間の潮風に耐えてきましたが、昨今は老朽化により羽根の部分が一時的に取り外されています。
Surfvoteでは北九州市と協力し、風の橋とそのスペースの有効活用案を全国の人から意見を集めることにしました。
■投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
アート・観光 47.7%
・NFTなどは動的なコンテンツによって効果が維持できそうだと思いました。プロジェクションマッピングも、自在に変化できるわりに予算はあまりかからないかと思いました。プロジェクションマッピングのデザイン公募でも面白いと思います。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)と組み合わせることで、NFTで購入したアイテムやエクスペリエンスを仮想空間で楽しむことも可能です。
イベント 15.4%
・特定のものを設置するのではなく、地元の方々が企画・参加できるようなイベントスペースにするとよいと思う。週末はイベントが開催され、その他の期間は自然を楽しめるようにするとか。インバウンド観光の促進は重要ですが、同時に地域の住民と国内からの観光客を増やすこともまた重要な目標です。地域の魅力的なイベント(地産地消など)を提供することで、地元の人々と国内からの訪問者の双方に、充実した体験を提供できるようになります。地域の魅力を向上させ、地域経済に貢献することができるのも最大のメリットだと思います。
エコロジー 6.2%
・地元の園芸愛好家が色とりどりの花でいっぱいにするならば、現在の場所をそのまま使うことができそうで、かつ華やかになっていいと思うし、季節の変化も楽しめるし、いいと思います。再生可能エネルギー: 小規模ながらも水流を利用して電力を発生させ、地域の持続可能なエネルギー供給に寄与。風の橋ならではの風力発電もできると思います。
エデュケーション・健康 7.7%
・フィットネス機器設置に魅力を感じた。国内にはあまり設置しているところが少ない。他のアジア圏(韓国やシンガポールなど)にはこういったフィットエス機器を設置している公園が多い。健康志向が一般的になっている現代社会では、健康に関連した製品やサービスへの需要が高まっていると言える。地域全体の健康増進に寄与し、幅広い世代に喜ばれるだろう。
テクノロジー 6.2%
・北九州市が旗振り役となって市民電力株式会社を設立し、風の橋の片側3車線の広い道路と脇の歩道などを活用し、車が侵入できない広場にして、恒久的な簡易建築で上部に風力発電機、屋根に太陽光発電パネル、下に水力発電機を設定したり、建物の中に自転車発電ができるサイクリング装置を設置したりすればよい。
コミュニティ参加 3.1%
・最初はクラウドファンディングでお金を集め、お金を募ってくれた人にそこの場所をどのようにしたいか聞き、その人達の意見を多く取り入れて風の橋を作っていくのはどうでしょうか。またお金を募ってくれた人には、限定の記念品を渡したり橋に名前を掘ったりして特別感を演出する。
その他(アイディアを書いてください) 10.8%
・週ごとに地元の飲食店が出店したり地元のアーティストがライブしたりする地元の経済を支えるコミュニティのシンボルになって欲しいと思います。スマートシティのコンセプトを取り入れ、テクノロジーを活用した持続可能な再開発を行っているソウル、台北、シンガポールのような事例を参考にしてほしい。
わからない 3.1%
■Surfvote編集部からもアイデアを出しました!(一部紹介)
・地元料理だけでなく、世界各地の料理を楽しめるような、小さなストリートフードのスタンドの設置
・近郊の農作物が所狭しと展示されており、行き交う人が足を止めて買い物をしたり生産者と話したりできる農産物直売所
■このイシューを書いたオーサー 北九州市
福岡県の北部にある政令指定都市です。
北九州市が産声をあげたのは1963年(昭和38年)の2月10日。門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市による世界に類を見ない5市対等合併により誕生し、三大都市圏や県庁所在地以外では初の政令指定都市となりました。関門海峡に面し、九州最北端に位置します。
■結果を受けて北九州市からのコメント
風の橋の今後の利活用について、貴重なご意見を多数頂きありがとうございました。
皆さまのご意見にしっかりと目を通させていただき、市民の皆さまのみならず、北九州市を訪れる全ての人に喜んでもらえる風の橋の未来を考えてまいります。
この度は、本市風の橋の利活用についてご協力いただき誠にありがとうございました。
■あなたの意見・投票を社会のために活用します
Polimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。
社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 https://surfvote.com/
■Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 https://polimill.jp
企業情報
企業名 | Polimill株式会社 |
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代表者名 | 横田えり |
業種 | 情報通信 |
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