電算、TOPPANエッジとの間で資本業務提携契約を締結へ

株式会社電算(3640)は、TOPPANエッジ株式会社(東京都港区)との間で、資本業務提携に関する契約を締結し、同社を処分予定先とする第三者割当増資による自己株式の処分を行うことを決定した。

電算は、長野に本社を置くシステム開発会社。総合情報サービス企業として、地方公共団体や民間企業に各種システムやソリューションを提供している。

TOPPANエッジは、4月に設立したTOPPANホールディングス株式会社(旧:凸版印刷)の完全子会社。「情報」を核とした「インフォメーションソリューション事業」「ハイブリッドBPO事業」「コミュニケーションメディア事業」「セキュアプロダクト事業」の4つの領域で事業活動を展開している。

電算は、両社の本資本業務提携の締結により、親和性の高い事業を展開する相互の業務に関する知見・情報の共有、販売戦略および攻略情報等営業戦略に特化した情報の共有によるサービスの販売連携、人材交流等の施策を検討し実行することで、共通の顧客である地方公共団体・民間企業の更なる満足度向上と両社事業の拡大を図れると思慮した。

結果、TOPPANエッジに対して、電算が処分する自己株式を第三者割当により取得させることが、両社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し、本自己株式の処分を決定した。

【電算株の移動の内容】

・電算は、TOPPANエッジとの間で、2023年10月31日付で資本業務提携契約を締結し、同社に本株式760,000株を割り当てる。
・TOPPANエッジは、電算の筆頭株主である信越放送株式会社から電算普通株式80,000株を譲り受ける。信越放送は、TOPPANエッジとの間で、信越放送が持つ電算普通株式の一部80,000株を譲渡する旨の契約を締結し、電算株式の売出しを行う。
・第三者割当による自己株式の処分、及び株式譲渡に伴う株式の取得により、TOPPANエッジは840,000株を取得する。すでに保有する40,000株と加えて、TOPPANエッジが保有する電算普通株式の数は、合計880,000株となる。
・株式の異動により、TOPPANエッジは電算の議決権の15.20%を保有することとななる。これは大株主順位2位にあたり、電算の主要株主となる。

・今後の予定
株式取得予定日:2023年11月17日
※自己株式処分、信州放送からの株式譲渡を含む

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(提供:日本M&Aセンター

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