（写真＝ABGJ/Shutterstock.com）
末廣 徳司（すえひろ・とくじ）
日本で唯一の経営者を専門にしたスーツ仕立て屋『イルサルト』代表。1995年、早稲田大学商学部卒業後、株式会社ワールドに入社。基幹ブランドの商品開発責任者や中国での新規事業の立上げを経験。2009年、『装う事で産まれる自信を届ける』をミッションにイルサルトを立ち上げる。セルフブランディングで独自化を必要とする経営者、政治家、医師、作家、講演家、士業芸能人、スポーツ選手、ミュージシャンに至るまで10年間で14,000名を超える顧客を口コミだけで開拓する。一度きりの人生という舞台で､自らの能力を最大限に引き出す舞台衣装を提供出来る、服飾の専門家。
日本で唯一の経営者専門スーツ仕立て屋“イルサルト”の末廣徳司です。前回、私が仕立て屋になった原点について紹介しました。今回は、高校時代服に苦しめられそして服に人生を変えてもらった私が、なぜ経営者を専門にスーツを仕立てるようになったのかについて紹介します。
経営者専門にスーツを仕立てる理由
大学卒業後、私はファッション業界大手である株式会社ワールドに入社しました。婦人服の基幹ブランドの商品開発責任者や中国での新規事業の立ち上げなど、10年間さまざまな経験を積み重ねます。その後、父が経営する婦人服ブティックの会社に入社しました。しかし私自身大好きなメンズファッションを扱いたいという思いが強くなり、2009年イルサルトを立ち上げます。
ファッションが大好きで起業した私は、当初「カッコ良さ」を売っていました。お客様のスタイリングを決めるときにも「カッコ良かったらいい！」「オシャレだったらいい！」といった風に思っていたのです。しかしあるときに税理事務所を経営しているお客様から言われた一言で、私の仕事に対する考え方がガラリと変わります。
「トレンドもブランドもどうでもいいからボクを信頼される税理士に見えるようにしてください！」
