「映画」を趣味にする人は今後増えそうだ。定額のサブスクサービスが続々登場し、より気軽に自宅で映画を楽しめるようになったからである。ただし、1本観るとだいたい2時間以上の時間を割くことになる。経営者の場合は新たに映画を趣味にする価値があるだろうか。

この記事では経営者が映画鑑賞を趣味にする意義について解説していく。

目次

  1. 経営者は「知見」に貪欲であるべき
  2. 「映画から学ぶ」という発想
  3. 映画から「経営」を学べる作品
    1. スティーブ・ジョブズ
    2. ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
    3. アビエイター
  4. 「投資」について考えさせられる作品
    1. マネーショート 華麗なる大逆転
    2. ウルフ・オブ・ウォールストリート
  5. 映画から「人生」を学べる作品
    1. 幸せのちから
    2. 最高の人生の見つけ方
  6. ふとビジネスに行き詰まったときに……
映画から学ぶ。経営者の趣味としての「映画」の魅力とは?
(画像=DrobotDean/stock.adobe.com)

経営者は「知見」に貪欲であるべき

経営者たるもの、新たな知見を得ることに貪欲であるべきだ。企業経営を成功させるためには、自らが知っている知識や見識は多い方が当然いい。

「知見」というワードを辞書で引くと、「実際に見て知ること」「見聞して得た知識」とある。しかし忙しい経営者の場合、実際にさまざまなものを直接見るためにいろいろな場所に足を運ぶ時間が割けないケースも多い。

そこで映画が役立つ。知見を得るための行為になり得るからだ。

「映画から学ぶ」という発想

映画はストレス解消や時間つぶしのためのエンターテインメントという側面がある。しかし、「映画から学びを得る」という発想を持ち、その視点で作品を選ぶようにすれば、映画はエンタメとしてだけではなく、実用書や歴史書、人物伝的な価値を持つようになる。

経営者であればまず、「経営」や「投資」を学べる作品を選んで観るようにしたい。また「人生」を考えさせられる作品もおすすめだ。「人々は最終的に人生にどのような価値を見出していくのか」。その気づきから新たなビジネスのアイデアが思い浮かぶかもしれない。

映画から「経営」を学べる作品

まずは映画から「経営」を学べる作品から紹介していこう。

スティーブ・ジョブズ

Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏の伝記的映画は、2013年と2015年にそれぞれ公開されている。ジョシュア・マイケル・スターン監督の2013年公開の「JOBS」(邦題は「スティーブ・ジョブズ」)と、ダニー・ボイル監督の「STEVE JOBS」(邦題は同じく「スティーブ・ジョブズ」)だ。

ともに大きな成功を収めたジョブズ氏の素顔に迫る作品であり、映画を観なければ気づけない成功者の葛藤などが描かれている。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

「THE FOUNDER」(邦題は「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」)は2016年公開の作品だ。マクドナルドの「創業者」と称されるレイ・クロック氏を取り上げた映画である。どのようにしてマクドナルドは世界的な企業へと成功を遂げたのか……。クロック氏の情熱や冷徹さは、多くの経営者にさまざまな思いを抱かせるはずだ。

アビエイター

レオナルド・ディカプリオ主演の「THE AVIATOR」(邦題は「アビエイター」)は、2004年公開の作品である。石油掘削機のビジネスを引き継いで大富豪となった人物の半生を描いている。実業家としてさまざまな野望を形にしていくものの、人生は波乱に満ちていく。

「投資」について考えさせられる作品

「経営者」と「お金」は切っても切り離せない関係にある。自分で築いた資産をどう運用していくかという視点も、当然求められる。「投資」について考えさせられる作品を2つ紹介しよう。

マネーショート 華麗なる大逆転

株式投資の世界がどのように成り立ち、そこでどんなドラマが繰り広げられているのか知りたいなら、2015年公開の「THE BIG SHORT」(邦題は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」)ははずせない。リーマンショックを舞台に巨額の利益を狙う男たちを描いている。

ウルフ・オブ・ウォールストリート

アビエイターと同様、レオナルド・ディカプリオが主演の「THE WOLF OF WALL STREET」(邦題は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」)は、コメディ風に株式ブローカーの世界を描いた作品だ。証券ビジネスで成功した男が最後に到達した心境は果たして……。2013年に公開した作品である。

映画から「人生」を学べる作品

人生に行き詰まったとき、自分を突き動かすパワーの源となるものは何か……。人生の最後に人々が最も大切だと気づくことは何か……。「人生」について考えさせられる作品は次の2つだ。

幸せのちから

ウィル・スミス主演の「THE PURSUIT OF HAPPYNESS」(邦題は「幸せのちから」)は、2006年に公開した作品で、ビジネスがうまくいかずホームレスになった男が、たった1人の息子を幸せにするために逆境に立ち向かっていく物語だ。息子役をウィル・スミスの実の息子が演じていることでも話題になった。

最高の人生の見つけ方

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した「THE BUCKET LIST」(邦題は「最高の人生の見つけ方」)は2007年公開の作品だ。末期ガンを患った大富豪と自動車整備士が、入院先の病院から抜けだし、やり残したことを実現するための旅に出るストーリーである。

ふとビジネスに行き詰まったときに……

どの作品も経営者であれば一度は観る価値がある映画だ。ふとビジネスに行き詰まったとき、経営にどうしても身が入らなくなったとき、少し時間をつくってこれらの映画を鑑賞してみてはいかがだろうか。

文・岡本一道

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