大阪大学発スタートアップであるマイキャン・テクノロジーズ株式会社(京都府京都市)は、以下を割当先とした合計2億円の第三者割当増資を実施した。
【割当先】
リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合
島津ダイアグノスティクス株式会社
藤森工業株式会社
マイキャン・テクノロジーズは、再生医療技術を使用した「研究用血球様細胞(Mpv, Mylc)の提供」(販売)事業、同血球様細胞を用いた「薬系開発の評価サービス」(請負)事業、同血球様細胞を用いた、実験動物代替法に基づく「各種試験受託サービス」(請負)事業を行っている。
独自の不死化血球細胞作製技術を活用し、発熱性物質試験に特化した不死化単球細胞(aMylc細胞)を作製。本細胞を使用した新規発熱性物質試験製品(MylcMAT)の開発を、国内・欧州で進めている。
今回の調達資金を活用し、事業会社と共にMylcMATの安定供給体制、ならびに流通・販売体制を準備し、早期の供給開始を目指す。また、不死化ミエロイド系細胞(Mylc細胞)ならびにウイルス感染症研究で培った、単球の微生物反応特性を活用した本MylcMATの提供を通じ、医薬品・ワクチン開発を支援する。
(提供:日本M&Aセンター)