お盆休みを利用して実家や地元に帰省されたり自宅へ戻るために、多くの方が高速道路を利用されます。毎年、お盆期間の高速道路となると気になるのが渋滞です。
NEXCO西日本の発表によると、NEXCO西日本管内での2023年のお盆期間は、昨年以上に多くの渋滞が発生すると予測されています。2022年の実績と2023年の予測による10km以上の渋滞発生回数を比較すると、2023年は昨年の2倍以上の渋滞発生が予想されています。2022年の実績では下り線で27回、上り線で24回の計51回だったのに対し、2023年の予測では下り線で58回、上り線で67回の計125回となっています。
なお、NEXCO西日本管内の高速道路の上下線で渋滞が多く発生すると予想されている日にちは、下り線で8月11日(金)～13日(日)、上り線で11日～15日(火)となっています。
帰省やUターン等でお盆期間に高速道路を利用予定の方は、最新情報を確認して可能な限り帰省ラッシュ、Uターンラッシュの日、時間帯を避けて利用するようにしましょう。この記事では、「西日本エリア」の2023年お盆期間の渋滞予測をご紹介します。
目次
【中京圏】「東名」「新東名」「伊勢自動車道」の2023年お盆期間の渋滞予測
【東名】下り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月12日(土)
岡崎IC付近｜8:00～12:00｜9時｜20km｜約50分
【東名】上り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月11日(金)
岡崎IC付近｜8:00～14:00｜9時｜20km｜約50分
●8月12日(土)
岡崎IC付近｜8:00～14:00｜9時｜20km｜約50分
中京エリアの2023年のお盆期間では、特に東名高速道路「岡崎IC」付近で20km以上の渋滞発生が予測されています。
通常時の通過所要時間が約15分のところ、お盆期間は約50分要するとみられていますので、渋滞の発生する時間帯、ピーク時間を確認し、可能な限り混雑する時間を避けてご利用ください。
東名では他に、「小牧JCT」付近でも10kmほどの渋滞発生が、8月11日～13日の上り線で予測されています。
【新東名】下り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間
●8月12日(土)
岡崎東IC付近｜16:00～20:00｜17時｜20km｜約50分
●8月13日(日)
岡崎東IC付近｜16:00～20:00｜17時｜20km｜約50分
新東名高速道路では、下り線の「岡崎東IC」付近で8月12日と13日に約20kmの渋滞発生と予想されています。岡崎東IC付近は、11日も下り線で10kmの渋滞が発生するとみられています。
【伊勢自動車道】上り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間
●8月12日(土)
亀山スマートIC付近｜15:00～20:00｜16時｜20km｜約50分
●8月13日(日)
亀山スマートIC付近｜15:00～20:00｜16時｜25km｜約60分
●8月14日(月)
亀山スマートIC付近｜15:00～20:00｜16時｜20km｜約50分
東名阪自動車道（伊勢自動車道）では、上り線の「亀山スマートIC」付近で8月12日～14日に20km以上の渋滞発生が予測されています。3日間の亀山スマートICのピーク時間はいずれも16時頃とみられています。
伊勢自動車道では、「松坂TN」付近でも上り線で10kmの渋滞になるとみられていますので、注意が必要です。
【関西圏】「名神」「中国道」「阪神高速」の2023年お盆期間の渋滞予測
【名神】下り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月11日(金)
旧山科BS付近（竜王IC～京都南IC）｜6:00～22:00｜17時｜30km｜約2時間30分
旧山科BS付近（信楽IC～京都南IC）｜6:00～22:00｜8時｜20km｜約1時間40分
●8月12日(土)
旧山科BS付近（栗東IC～京都南IC）｜14:00～23:00｜16時｜20km｜約1時間40分
旧山科BS付近（信楽IC～京都南IC）｜14:00～23:00｜16時｜20km｜約1時間40分
●8月13日(日)
旧山科BS付近（栗東IC～京都南IC）｜15:00～23:00｜17時｜20km｜約1時間40分
旧山科BS付近（信楽IC～京都南IC）｜15:00～23:00｜17時｜20km｜約1時間40分
【名神】上り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月11日(金)
大津IC付近｜6:00～16:00｜10時｜30km｜約2時間
●8月13日(日)
大津IC付近｜6:00～18:00｜9時｜25km｜約1時間40分
2023年お盆期間、関西エリアの高速道路の渋滞予測では、特に名神高速道路「旧山科BS」付近で11日～13日に20km以上の渋滞発生が予測されています。
旧山科BSでは、11日は早朝から夜遅い時間までで最大約30kmの渋滞になると見られ、12日13日は午後から深夜まで、20kmの渋滞が起こり、通過に約1時間40分かかるとみられています。
名神では旧山科BS以外にも、上り線の「大津IC」付近でも約30kmの渋滞が11日に発生すると予測されています。
【中国道】下り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月10日(木)
宝塚東TN付近｜6:00～16:00｜8時｜20km｜約1時間20分
●8月11日(金)
西宮名塩SA付近｜6:00～14:00｜8時｜20km｜約1時間20分
中国自動車道では、特に下り線の8月10日の「宝塚TN」、8月11日の「西宮名塩SA」付近が要注意です。どちらも早朝から渋滞が発生すると予想されていますが、夕方以降は混雑が少なくなるとみられていますので、時間帯をずらした利用がストレスを少なくするポイントになりそうです。
中国道では他に「宝塚西TN」、「金近TN」等でも10km以上の渋滞が予測されています。
「阪神高速」の渋滞予測
阪神高速では、「渋滞予測カレンダー」の通り、兵庫地区で9日(水)～14日(月)まで、大阪地区で9日(水)と10日(木)に渋滞が「特に多い」とみられています。
特に3号神戸線で通常よりも激しい渋滞発生が予測されています。
3号神戸線の渋滞のピーク日は、大阪方面（東行）で8月12日(土)とみられていて、ピーク時間とみられる17時頃に約23kmの渋滞発生が予想されています。
姫路方面（西行）の渋滞ピーク日は11日(金)と12日(土)で、午前中に約33kmという激しい渋滞が予想されています。阪神高速はピーク日時を避けた利用とともに、渋滞が一部避けられる7号北神戸線等の利用を検討してほしいとしています。
「九州自動車道」の2023年お盆期間の渋滞予測
【九州道】下り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月11日(金)
筑紫野IC付近｜7:00～14:00｜10時｜25km｜約1時間15分
●8月13日(日)
基山PA付近｜7:00～14:00｜9時｜25km｜約1時間15分
【九州道】上り線で20km以上の渋滞が予測される日時とエリア、通過所要時間
（渋滞の先頭｜時間帯｜ピーク時間｜渋滞長さ｜通過所要時間）
●8月13日(日)
広川IC付近｜13:00～22:00｜18時｜25km｜約1時間15分
●8月15日(火)
広川IC付近｜16:00～23:00｜19時｜20km｜約60分
九州自動車道でも、2023年のお盆期間に各所で渋滞が発生すると予測されています。20km以上の渋滞とみられているのは、下り線で11日の「筑紫野IC」、13日の「基山PA」付近、上り線で13日と15日の「広川IC」付近です。
筑紫野IC付近は、12日の下り線でも15kmの渋滞発生が予想されています。また同じく下り線では、14日に「鳥栖JCT」付近でも15kmの渋滞が起こると予測されています。
NEXCO西日本によると、渋滞時の死傷事故率は非渋滞時の40倍以上というデータがあるようで、交通混雑期は特に運転に注意してほしいとしています。渋滞に巻き込まれないための最新情報のチェックとともに、こまめなで早めの休憩を心掛け、安全運転で2023年お盆期間の高速道路を利用するようにしましょう。
