ハンバーグ全商品再始動に合わせ「JG鉄板焼ビーフハンバーグ」を新発売した日東ベストの塚田莊一郎社長
(画像=ハンバーグ全商品再始動に合わせ「JG鉄板焼ビーフハンバーグ」を新発売した日東ベストの塚田莊一郎社長)

日東ベストは山形工場の火災を乗り越え、7月1日よりハンバーグ全商品の販売を再開した。

同社は、2022年10月6日に発生した山形工場火災事故の影響で、第一工場ハンバーグ製造ラインの一部設備等の損傷により、2つある製造ラインのうち1ラインを停止していたが、焼き機等の製造設備の更新や付帯・周辺設備等のメンテナンス及び大規模な清掃等の復旧工事を実施し、関係当局から設備稼働の承認を得たので、7月1日から新製品を含むハンバーグ全製品の販売を再開することを発表した。

6月30日に都内会議室で開かれた記者会見で、塚田莊一郎社長は「順調に復旧が進んでいる。7月1日から、販売休止していたものを含め全商品の販売を再開する」と述べ、ハンバーグ全商品再始動に向けて、塚田社長自ら号令をかけて開発した新商品「JG鉄板焼ビーフハンバーグ」を紹介した。

「JG鉄板焼ビーフハンバーグ」は、100%ビーフハンバーグ本来のほぐれ感、焼きたて感を再現した業務用外食向け商品。100g、130g、160gの3規格を揃えている。塚田社長は「牛肉が高価になり値上げをせざるをえない状況の中で、コストメリットを出しつつ、品質の良いものをつくるという高いハードルを指示して、それをほぼ実現できた商品である。これまでにないジューシー感のあるハンバーグで、切ったときに肉汁がぐわっと出るところに感動する。とても良い商品なので、お客様にきっとご評価いただけると思う」と特長を述べ「火災によって失ってしまったお客様を必ず取り返すことを全社の使命として取り組みを進める」と強調した。

また、渡邊昭秀常務は、「火災でビーフハンバーグを供給できなくなったとき、お客様からは他社商品では代替えがきかない、早く作ってくれなくては困るといった声をいただいた。今後も、価値の創造をテーマに、商品の品質を上げて付加価値を付けて、他社が追随できない商品を市場に出したい」と意気込みを語った。