兼松株式会社(8020)は、オーストラリアの環境技術スタートアップ、Samsara Eco社へ出資した。Samsara Eco社が実施する第三者割当増資を引き受ける方法により、同社の株式を取得した。
兼松は、電子、食糧、鉄鋼・プラント、車両・航空などを扱う専門商社。
グループにて、中期ビジョンの重点施策の一つとして、「SDGs達成に向け、環境、社会、安全をテーマとする事業分野での投資を推進」を掲げている。
Samsara Eco社は、プラスチックリサイクル事業を行う。
短時間でプラスチック(ポリマー)を分解し、さらにそのプラスチックの構成要素(モノマー)に分解できる独自の酵素リサイクル技術を持つ。
① 再び(何度でも)新品のプラスチックに生まれ変わらせることが可能
② Samsara Eco社のリサイクル技術は、プラスチックのリサイクル過程で排出される温室効果ガスの量を、従来より大幅に削減
③ テキスタイルなど、不純物や添加剤等を含むプラスチックもリサイクル可能
兼松は、上記Samsara Eco社の技術を活かすべく、幅広いネットワークを活用し、日本・アジアでのプラスチック回収から、リサイクル樹脂の製造、供給までのサプライチェーン構築を進める。