(本記事は、工藤 孝文氏の著書『専門家がしっかり教える 健康図解 毒出し』=日本文芸社、2023年1月30日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
朝昼晩の毒をためない食事術
食事を抜くのは逆効果
体の毒がたまる大きな要因の1つは肥満。食べ過ぎたり飲み過ぎたりして、消費するエネルギーよりも摂取量が上回り、その積み重ねが、余分な脂肪をつくって内臓脂肪などになって蓄積されるのです。
では、食べ過ぎないようにと食事の回数を減らせばよいかというと、そうではありません。例えば、朝食を抜いて1日2食にするのはむしろ逆効果。夕食の次が昼食になると空腹時間が長くなってしまい、昼食をとった際に血糖値が跳ね上がって太りやすくなってしまいます。それに、朝食には乱れがちな体内時計をリセットして、新陳代謝やホルモン分泌をスムーズにするメリットも。食事を抜くよりも、3食きちんと食べるほうが、体内時計や血糖値をコントロールしやすく、肥満になりにくいのです。
夕食を抜くのも当然ダメですが、体は夜から朝にかけてはエネルギーをため込む働きがあるので、軽めにするとダイエット効果が上がります。その分、昼食は午後も活動するので、しっかり食べましょう。丼物や炭水化物の重ね食べではなく、定食など栄養バランスのよいメニューがおすすめです。