(本記事は、工藤 孝文氏の著書『専門家がしっかり教える 健康図解 毒出し』=日本文芸社、2023年1月30日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
内臓脂肪を減らす最強の飲み物
混ぜるだけで減量効果倍増
最近太ってきた、内臓脂肪がたまってきているかもしれないと思ったら、放っておかずに減らす努力を始めましょう。内臓脂肪は食べるとすぐ増えるけれど、減らしやすい面もあります。運動やバランスのとれた食事なども有効ですが、おすすめは、飲むだけで簡単に実践できる「緑茶コーヒー」です。
「緑茶コーヒー」は緑茶とコーヒーを1対1で割ったもの。緑茶とコーヒーに含まれる成分にはそれぞれ内臓脂肪を減らす効果があります。緑茶に含まれるカテキンには脂肪を燃焼する効果があり、コーヒーには、ポリフェノールの1つであるクロロゲン酸が含まれており、脂肪燃焼効果のほか、脂肪を蓄積しにくくする作用があります。
また、共通して含まれるカフェインには、脂肪を分解し、代謝する効果がありますが、一時的に血糖値を上昇させる働きもあります。ですが、双方を混ぜて飲むことで、緑茶のカテキンに含まれるエピガロカテキンガレートという成分が急激な血糖値の上昇を抑制します。「緑茶コーヒー」は、両方の健康効果を得られる、内臓脂肪を減らすのにもってこいのドリンクなのです。