バローホールディングス、子会社を通じ昭和フイルムを買収
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株式会社バローホールディングス(9956)の連結子会社である中部流通株式会社(岐阜県多治見市)は、昭和フイルム株式会社(大阪府大阪市)の発行済全株式を取得し、子会社化することを決定した。

バローホールディングスは、グループにてスーパーマーケットを中核に、ホームセンター、ドラッグストア、スポーツクラブなどを展開している。

中部流通は、スーパーマーケットバローの包装資材、消耗資材、食品・雑貨品を扱う商社。

昭和フイルムは、合成樹脂の原料と製品およびインテリア商品の販売を行っている。

バローホールディングスは、以下3点を理由に本件M&Aの決定に至った。

①グループ企業とのシナジー
バローホールディングスグループの商品などのパッケージ企画、デザイン、軟包装フィルム供給を手掛ける中部流通との親和性の高さによるシナジー効果

②軟包装フィルムのSCM(サプライチェーン・マネジメント)の効率化
サプライチェーンの主要プレイヤー子会社化により、SCMの可視化や中間流通における在庫の適切な管理

③付加価値訴求型の小ロット製造商品に対応したプロセスイノベーションの推進
PB(プライベート・ブランド)をはじめ、ID-POSデータと販売予測、製造計画等のデータ連携・蓄積を進め、商品開発スピード、安定供給、納期を短縮

・今後の予定
株式譲渡実行日 2023年4月12日

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(提供:日本M&Aセンター

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