ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命
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(本記事は、児玉 光雄氏の著書『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』=実業之日本社、2022年9月20日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

ショット練習の6つのコツを理解しよう

理屈抜きに練習時間をたっぷり確保して練習場でのショット練習をおもしろくやる工夫さえすれば、あなたは着実に上達していけます。 創造性開発の世界的権威マーティ・ニューマイヤー氏が一流の仲間入りするための訓練のコツをあげていますので、それをご紹介しましょう。

これらはゴルフの練習にも、まったく応用できます。

1 意識的に練習する

あなたが練習場で同じ時間ショット練習しても、ただ漫然とボールを打つだけでは効果は限定的です。 テーマを決めて、徹底的にそのテーマで1時間練習を積み重ねたり、イメージトレーニングと併用しながらショット練習をしたり、お気に入りのツアープロのスイング動画を見ながら自分のスイングと比較することにより、 それはとても密度の高い練習になるのです。

2 不要行動を徹底的に排除して単純にゴルフの時間を増やす

日々の過ごし方の中から、やらなくてもよい行動を排除して、その時間をゴルフの時間に充てましょう。 もちろん、ショット練習やラウンドだけでなく、ゴルフのことを考える時間やメンタルとフィジカルのトレーニングの時間も増やしてください。

3 小さな進歩を素直に喜ぼう

突然大きな進歩が訪れることはありません。日々の積み重ねがあなたのゴルフのスコアアップに大きく貢献してくれます。これはアマチュアゴルファーもツアープロも同じこと。あまり欲張らないで、小さな進歩に敏感になって、コツコツと練習を積み重ねることがス コアアップに貢献してくれるのです。

4 ショットの結果に対して必ずフィードバックする

漫然とボールを打つだけでは進歩はありません。 ミスショットには必ず原因があります。自分なりに仮説を立ててやってみましょう。 練習場はゴルフの実験場なのです。

5 練習を楽しく工夫する

「目標を立ててそれをクリアすること」は練習を夢中にさせてくれます。たとえば、入れごろ外しごろの1〜2メートルのパットを一定時間行い、連続カップインの最高記録をメモするだけで俄然モチベーションは高まります。

6 頻繁に休憩をとって密度の高い練習を行う

人間の集中時間は限られています。 しかも、残念なことに、人間は単調な練習にすぐに飽きてしまいます。 だから、頻繁に休憩をとってリフレッシュすることにより密度の高い練習ができるのです。

あなたもぜひこの6つの練習のコツを積極的に取り入れて、練習場でのショット練習にはげんでください。そうすれば明らかに練習効率が高まって、あなたは着実に上達していけるのです。

『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』より
(イラスト=庄司 猛)
ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命
児玉 光雄
追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、前鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒業後、カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。稲森佑貴、香妻陣一朗をはじめ数多くのプロを指導し、ツアー優勝へと導いている。能力開発にも造詣が深く、日本で最初に「右脳IQ」という概念を導入。これらのテーマで、大手上場企業を中心にこれまで1000回以上の講演活動をこなす。著書は250冊以上、累計300万部以上。1947年兵庫県生まれ。

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